通信速度
わかりにくそうな話をなるべくわかりやすく一般の人に伝える文章力がボクには無くて、以前から思っているコトをなかなか書けずにいたんですが、一度、書いてみます。
いわゆる、携帯電話などのモバイルネットワークの通信速度は速くなればなるほど良い理由、と言う話です。
いまの携帯電話は第5世代つまり5Gと呼ばれるネットワークが主流になりつつあります。
当然、以前の4Gや、その前の3Gより高速化しています。
なぜ速くする必要があるんでしょうか。
内部機器の簡素化が可能になる
いまのスマートフォンは非常に高機能・高性能であり、その分、価格も高いモノが多いのです。
なぜ高性能化と言えば、処理するべき事案が多いからです。
こんな話をしてみます。
例えば、iPhoneを使っていて、内部のストレージの読み書きをする時間が0.01秒かかるとします。
一方、ネット上に保存してある画像を読み書きする時間は0.1秒とします。
前者の方が後者よりも10倍も高速です。
つまり、ネット上に保管するよりも、スマホ内部に保管する方が速くて快適なのです。
だから、容量の大きなiPhoneの方が好まれ、その分、価格も高くなります。
もし、通信が圧倒的に超高速化して、ネット上の画像を読み書きする時間も0.01秒になったらどうでしょうか?
であれば、画像をiPhone内に保管しなくてもネット上に保管すれば良いわけです。
その分、iPhoneのストレージの容量も少なくて済むのです。
事案の処理も同じ話です。
スマートフォン本体で複雑な処理をするから、高性能なスマホが必要になるのです。
事案を超高速なネット回線で、いったん中央の超高性能コンピュータに送信し、そこで処理してもらって、結果を超高速に送り返してもらったらどうでしょう?
そうすれば、結果は同じですが、高性能なスマホは不要になるのです。
つまり、超高速で通信できると言うコトは、外部にある超高性能コンピュータに仕事を丸投げして、スマホ本体は結果を閲覧するマシンに徹するコトができる、と言うコトなんです。
必要なのは超高速の通信能力のみであり、超高速の演算能力や大容量のストレージは不要になるのです。
これが、超高速通信のメリットのひとつです。
これで伝わったでしょうか?