銀行強盗の事例
政府は、中国と韓国からの入国制限を発表しましたね。
右翼の人たちや左翼の人たちは感情論で騒ぎ立てますが、感情論で言っても間違った判断をするコトだらけですし、ボクはどちらでも無いので、余計な感情論を抜きにして、ロジック(論理)で考えてみましょう。
まず、こんな例え話を書いてみます。
ある銀行の支店に、銀行強盗が入り、人質を取って立てこもりました。
そこで、支店に爆弾を落として、支店ごと、爆破して銀行強盗を退治しました。
無事に銀行強盗を退治できて、めでたしめでたし、でしょうか?
もちろん違いますよね。
人質も全員、犠牲になっています。
視野が狭くなると、ある目的だけに目がくらんで、俯瞰的に物事を見られなくなります。
銀行強盗を退治すると言う目的だけに目がくらんで人質のコトを忘れてしまった話です。
それを頭に置いておいてくださいね。
入国制限
中国と韓国からの入国制限をするコトで中国・韓国をキライな人は喜ぶでしょうが、喜ぶと言っている時点で単なる感情論です。
具体的にロジックで考えてみましょう。
まず、コロナウイルスを防ぐのに大切なのは水際作戦、つまり、日本に入るのを阻止するコトでした。
しかし、水際作戦は行われなかったので、すでに国内で1,000人以上が感染しています。
死者数は10人ほど。
その範囲で致死率は0.1%ほどですね。
すでに国内のあちこちで感染者数が増加している以上、今さら入国制限をしたところで感染拡大は止まりません。
止まりませんが、もしかしたら、多少は防げるかも知れません。
一方、もうひとつ考える必要があるのがインバウンド消費です。
人口減の日本にとって、インバウンド消費は非常に重要で、それが失われるだけで仕事が無くなる人がたくさん存在します。
そして自殺者、餓死者が増えます。
それは、コロナウイルスの死者数とは比較にならないくらい多いのです。
これで見えてきましたか?
もし、最初から入国制限をして水際作戦が成功していたのなら、その入国制限には、
- プラス要因:日本でのコロナウイルス感染阻止
- マイナス要因:日本のインバウンド消費の減少
の両面があったのです。
しかし現実には、すでに水際作戦は失敗しています。
なので、これからの入国制限には、
- マイナス要因:日本のインバウンド消費の減少
しかありません。
先日までの記事で何度も書きましたが、この世で一番怖いのはコロナウイルスではありません。
なのに人々は目先のコロナウイルスだけに目を奪われて、もっと怖いモノを忘れてしまっています。
その結果、より多くの人が命を落とすコトになるのです。
銀行強盗を退治するコトだけに目を奪われて人質のコトを忘れてしまっているのです
ボクはできるだけ多くの人の命を守りたい。
だから言いたいのです。
- イベントを自粛しないコト
- 入国制限をしないコト
それが、より多くの人の命を救うコトになります。
ボクの唯一の感情論は右でも左でもありません。
命を守りたい。それだけです。
もっと怖いモノについては以前の記事を読んでくださいね。