人生80年
日本人の平均寿命は、最近のデータでは、女性は87歳超、男性でも81歳超。
平均がこれってコトは、それよりずっと短い人もたくさんいて、それよりずっと長い人もたくさんいるわけです。
人生80年と言われ続けましたが、100年ほど生きる人も珍しく無くなったわけですね。
人生50年
ちなみに、1947年の日本人の平均寿命は50歳代だったそうです。
50歳を超えたら人生は終わり。
それが当たり前の時代でした。
今となっては知る由も無いんですが、健康年齢ってどうだったんでしょうね。
60歳とか70歳、80歳となると、身体のあちこちが弱くなります。
病気も出て来ます。
手足が自由に動かなくなりますし、痛みもあります。
人生100年のうちの60歳、70歳なので、寿命の6割7割ですよね。
では、人生50年の時代ってどうだったんでしょう。
50歳の6割って30歳ですよね。
当時の人は、30歳くらいから、老化したんでしょうか。
いや〜、いくらなんでも、30歳くらいから老化するとは思えませんよね。
そう考えると、当時の人って、いまの60歳以上の人が経験するような老化を経験する人って、ほとんどいなかったのでは無いか、と。
そう思ったりします。
30歳や40歳くらいなら、まだまだ元気。
ところが50歳で亡くなる。
そうなると、人生の大半は健康なんですよね。
逆に現代社会は長生きする代わりに、人生の後半はかなり身体が不自由。
病気がち。
病院へ通いがち。
どっちが良いでしょうね。
短い人生ながらも、人生の大半を健康で過ごす。
長い人生ながらも、人生の半分近くを不健康で過ごす。
長寿命って、どこまで幸せなんでしょうね。
新型コロナウイルスで亡くなるのは、ほとんどが高齢者。
高齢者を守るために、数多くの若い世代が犠牲になっています。
ボクなんかは、ますます疑問に感じるんですよね。
高齢者の命を守るために若者の命を犠牲にして自粛すべきか、と。