取引先
世の中には思考力の高い人と低い人がいます。
思考力の低い人は、視野が狭いコトが多く、その視野の狭さから、思考回路も狭まってしまうのです。
全体のコトを考えるのでは無く、目先のコトだけで判断するんですね。
仕事で、取引先によって態度を変える人がいます。
強い立場は目先だけ
例えば、こちらが取引先から大きな金額で購入している場合。
それは、こちらが顧客であり、取引先にしてみれば、こちらは重要顧客です。
その場合、こちらの社員は、取引先に対して強くモノが言える立場にあります。
大切なのは、強くモノが言える立場にあるからと言って、実際に強くモノを言うかどうかです。
取引においては、こちらが強く相手が弱い立場です。
だから、エラそうにする人がいるんですよね。
でもそれは、視野が狭い人。
つまり思考力が弱い人です。
なぜなら、立場と言うのは、場面によって変わるからです。
その取引においては、こちらが顧客であっても、別の場面では、あちらが顧客にもなりえるのです。
以前、ボクは書きました。
企業の採用面接で、面接官が応募者にエラそうに話すコトがありますよね。
採用するのはこちらがわであって、向こうは弱い立場だからです。
しかし、その場面だけを見ていては、立場の多様性に気付けません。
自動車メーカーの面接で、自動車メーカーの面接官がエラそうにしたとしましょう。
結果、応募者は不合格となりました。
ところが、その後、応募者がその自動車メーカーのクルマと株式を購入したらどうでしょう。
立場は逆転しますよね。
顧客であり株主です。
顧客であり株主であるその人は、面接官の横柄な態度を糾弾する可能性もあります。
そうなれば、面接官の落ち度は弁解の余地がありません。
思考力の高い面接官は、目先の面接だけでは無く、その後のあらゆる場面を想定できます。
つまり視野が広いのです。
例え、営業に来た営業マンをお断りするときでも、横柄な態度で断れば、あとで立場が逆転するコトがあります。
思考力の高いあなたは、どんな場面でも、丁寧に接するコトができると思いますが、そうでは無い人は、いつの間にか、自社の評判を落としているコトになっています。
気を付けましょう。
思考力の低い人。