路上喫煙
古いニュースを持ち出しますね。
これ。
この事件。横浜市内の路上喫煙禁止エリアで喫煙していた人が、
「そのエリアで路上喫煙が禁止されている表示が小さくて気付かなかった。」
的な主張をして、過料2,000円は違法だと争ったんですよ。
結局、喫煙した人が、勝訴、敗訴、敗訴、となって過料2,000円は適法だと確定しました。
詳しい途中経過はこちらに書かれています。
日本は法治国家なので、法に基づいて判断されます。
それはそれで正しいと思います。
しかし一方で、法律でしか判断できない人が多いのも事実。
シートベルト
上記の喫煙者は、ここが路上喫煙禁止エリアだと知らなかった、との主張です。
例えば、ボクならどうかんがえるか?
仮に自分がいる場所が、路上喫煙禁止エリアでは無いとしましょう。
つまり、タバコを吸っても良い場所です。
だとしても、ボクは、街の混雑具合などを見て、ここで吸うかどうかは自分で判断します。
例えば、人通りが多くて、ここで吸うと、誰かに当たってしまうかも知れないな、とか、誰かに煙を吹き付けてしまうな、と判断すれば、ボクは吸いません。
法律で禁止されていないエリアであっても。
つまり、法とは別の「思考力」が働くんです。
法で禁止されていないコトは何をやっても良い、とは考えないんですね。
法的に問題は無くても自分の頭で考えて自制する。
別の事例を書きましょう。
お年寄りに席を譲る発想ですよ。
日本には、お年寄りに席を譲らなければならない法律はありません。
譲るかどうかは個人の意思です。
なので、譲らなくても法的に処罰されるコトはありませんし、処罰する人間の方が間違っています。
でも、譲る人はいます。ボクも譲ります。
それは、法的な判断では無く、親切心ですよね。
法的な義務は無くても、親切心で行動ができるかどうか。
法でしか判断できない人と法以外でも判断できる人。
どちらも合法ですが、どちらが優秀かは明らかですよね。
昔書いた、シートベルトの話も読んでみてください。
あ、ちなみに、上記では例として書きましたが、ボクは非喫煙者です。
あくまでも例えとして書いたので。
ちなみに一番ダメなのは、法律があるのにそれを破って悪いコトをする人たちです。もちろん。