統計値
この話は、このブログで何度か取り上げていますが、数年ぶりに書いてみます。
統計値について、世の中の多くの人が間違えがちな話です。
痴漢の犯人が100人、捕まったとします。
100人のうち、95人が40歳代の男性だったとします。
すると、世論は、
「40歳代の男性に気を付けろ」
と言う雰囲気になります。
これの誤りに気付きますか?
母数
カンタンな話です。
- 痴漢の95%が40歳代男性
- 40歳代男性の95%が痴漢
この違いなんです。
冒頭の話は、前者ですね。
つまり、母数は痴漢であり、40歳代の男性ではありません。
もし、後者、つまり、40歳代の男性の95%が痴漢であれば、
「40歳代の男性に気を付けろ」
と言う話は説得力があります。
でも、冒頭の話は違うんですよね。
ところが、マスコミなどで解説をする解説者やコメンテーターも、この間違いに気付かずに話をする人がたくさんいます。
ボクも何度も見ました。
同様の過去の記事は、このブログで、「母数」と言うキーワードで検索すると出て来るので、読んでみてください。