iPhoneの使い方
まだまだ周りにはスマートフォンを使ってない人が多いです。
スマートフォンを使うことが良くて、そうでないのは悪い、ということではなく、単純に今後もスマートフォンの存在比率は上がっていくと思うんですよね。
かつて、フィルムカメラからデジタルカメラに移行したように、良い悪いではなく、市場がそうなっていくと思うんですよ。
そうなると、世の中のスタンダードであるスマートフォンを使えないのは、結局、不便な思いをすると思います。
使えることで損することは何も無いですからね。
今日も、新しいiPhoneユーザーにiPhoneの使い方を教える場面がありました。
その場面で取り急ぎやりたいことは、Googleプラスに投稿することです。
ということは、教える側としては、当然のように、Googleプラスのアプリをインストールするように言うわけです。
もちろんウェブ版のGoogleプラスを使っても良いんですが、それだと今後、他のアプリを使う時に応用が利きませんから。
Googleプラスアプリに、Googleのアカウントとパスワードを入力すれば使えるわけです。
なので、まずApp Storeアプリを起動してもらって、Googleプラスアプリをインストールするように言いました。
すると、iPhoneを買ったばかりの彼は、Appleのアカウントにサインインしてないんですね。
なので、Googleのアカウント以前にAppleのアカウントとパスワードが必要だという話になります。
もうこれだけでいっぱいいっぱい。
すでにアカウント2種類とパスワード2種類。
当然のように、彼は思い出せません。
ITに慣れている人間には何事も無いことでも、苦手な人にはちんぷんかんぷん。
どうやってそんなにアカウントやパスワードを覚えるのか、と暗雲が立ち込めるわけです。
もちろんボクもいちいち全部覚えているわけがありませんし、だからそのためのアプリを使うわけです。
しかし、このアプリ自体にもパスワードがあります。
そうしないと、あらゆるパスワードが漏れてしまいますし。
そして、これをダウンロードするためには、とにかく最初にAppleのアカウントが必要です。
もう、しっちゃかめっちゃか。
理由を考える
結局、基本的なことが頭をよぎったんですよ。
物事は覚えようとしてはいけない。暗記は良く無い。
そうではなく、なぜそういう手順なのかということを考えること。理解すること。
これ、世の中のすべてに共通すると思うんですよね。
何でも要領良くこなす人は、結局、物事の本質をきちんと理解しているんじゃないかと。
手順を暗記するのが得意なのではなく、その原理を理解しているからこそ、こなせるんですよね。
そして応用も利くので、他のパターンが目の前に起こっても大丈夫なわけです。
デジタル機器もそうなんですよね。
使い方を覚えるタイプの人は、いつまでも苦手なまま。
ただし慣れることによって体が記憶して使えるようになります。
一方、本質を理解する人は、慣れとは無関係に使いこなすようになります。
これ、ボクが学習塾や家庭教師で生徒を教えていた時にも実感したんですよね。
要領の悪い子はとにかく覚えようとする。
要領の良い子は実は本質を理解しようとする。
そこに気づくと指導方法がまったく変わるんですよね。
暗記ではなく考えさせる指導法で成績はずいぶん変わるんです。
もし目の前に要領の悪い人がいて、教育に悩んでいるなら、そういう視点で指導してみてください。