女性だけでは無く男性の問題でもある
最初に書いておきますが、女性専用車両の女性とは、外見が女性的である人のコトであると、ここでは定義しますね。
性同一性障害の女性(外形は男性だが心は女性)もいますが、その人は外形は男性なので、それを狙う痴漢は圧倒的に少ないと思います。
もちろんゼロではありませんが、ごく少数の問題まですべて完璧に解決する策をボクは思い付かないので、ここでは除外します。
あくまでも、外形が女性である女性(つまり多くの女性)が被害者で、外形が男性である男性(つまり多くの男性)が加害者であるケースとして話しますのでご注意を。
それが事例として圧倒的多数だと思われるからです。
女性専用車両が作られた目的は、痴漢の被害者を減らすコトです。
よく、性差別の問題と混同する人がいますが、関係ありません。
なぜなら、性差別の問題を最優先するために、犯罪を見逃して良い、と言う話にはならないからです。
目的と手段を間違える人が多いんですよね。
女性と男性を区別して乗せるのが目的では無いんですよ。
痴漢の被害を防ぐコトが目的であり、女性専用車両はあくまでも、その手段であるコトを意識しまよう。
大切なのは目的を達成するコトであり、目的をつぶしてまで手段を非難するのであれば、それには合理的な理由が必要です。
さっき書いたように、性差別するくらいなら、痴漢した方がマシだ!とはならないでしょ。
女性専用車両に反対している人たちは、反対するのは勝手ですが、その代わりに犯罪が増えたらどうするのでしょうか。
本末転倒ですよね。
また、痴漢被害を減らす目的は同時に、男性の冤罪(えんざい)を減らすコトにもなります。
痴漢があまりにも多いせいで、男性が冤罪の被害に遭う。
冤罪に遭った場合、悪いのは女性では無く、ホントの痴漢なので、そこをお間違え無く。
そこを間違えてしまうと、冤罪を恐れるあまり、ホントの痴漢をも訴えるコトができなくなりますからね。
車両数の比率を調整する。
現状、多くの鉄道では、1編成につき、女性専用車両は1両です。
例えば6両編成のうち1両だけが女性専用車両。
そうなると、男性は5両しか選べないのに、女性は6両選べます。
混雑時には、男性が少ない車両に押し込められる一方で、女性は6両に分散しますし、女性専用車両には女性しか乗らないので、結果として、男性が不快になるコトが多いです。
あと、ボクが個人的に思うのが、女性専用車両が登場して何年も経つのに、まだまだ痴漢犯罪が多いと言うコトです。
そこで、ボクは考えたわけですよ。
痴漢犯罪をもっと劇的に減らし、冤罪も減らし、快適性も偏らない案を。
それは、
- 女性専用車両
- 男性専用車両
の半々に分ける、と言う案です。
例えば、6両編成なら、3両が女性専用車両、3両が男性専用車両。
この場合、外形で分けます。
性同一性障害の人も外形が男性なら男性専用車両に乗ってください。
そうすれば、見た目は男なので、痴漢に遭う可能性はほとんど無いです。
まれに男性を狙う痴漢もいますが、それは例外的ですし、その場合は、他の男性も狙われます。
奇数編成の場合は、統計で決めましょう。
その路線に男性が多ければ男性専用車両を1両多く、と言うふうに。
この案によって、外見的な女性と外見的な男性は分けられるので、痴漢はほぼ壊滅します。
そして、痴漢冤罪もほぼ壊滅します。
また、男性だけが押し込められる悲劇も解消します。
冒頭にも書きましたが、例外は存在するので、完璧に解決するコトはありません。
でも、現状の、女性専用車両が1両で、他は混在車両、と言う状態よりも、圧倒的に問題は減ります。
しかも、偏りが無いので、差別的とも言えなくなります。
トイレや更衣室などと同じですね。
いかがでしょうか。
現状と比べて、メリットが非常に大きく、デメリットもかなり解消していると思うんですが。
もしかしたら、ボクが気付いていない落とし穴があるかもしれませんが、それに気付いた人は、お知らせください。