想像
多くの人がSNSを使うようになって、炎上と言うキーワードも一般化しました。
ボクも長年に渡ってブログを書き、SNSの発信も活発に行い、フォロワー数もそれなりにいるので、毎日のように、何らかの通知が飛んできます。
炎上に対しては、ボクは、こんな考え方を持っています。
炎上するようなコトをした人が悪い、と言うコトももちろんあるんですが、逆に、何も悪く無いのに炎上する人もいます。
それは、炎上する側よりも、炎上させる側に罪があるケースです。
例えば、ある犯罪が起こったとき、その加害者が実名報道させると、その人の姓とたまたま同名の企業が、加害者の関係企業であるとウワサが立ち、総攻撃を受けるケース。
実際には、たまたま同名であっただけで何の関係も無いコトが判明するわけですが、にも関わらず、ネットのウワサだけで、事実確認もせずに、炎上させるたくさんの人たちがいるわけです。
なので、炎上した人が悪い、と言う決めつけは良く無くて、炎上させている大勢の人たちの方が間違っているのかもよ、と言う視点も持つべきですね。
確定するまでは、断罪するべきではありません。
ですが、それができない人がたくさんネットに存在します。
有名人のアンチ
先日も面白い現象を目撃しました。
Twitterですね。
とある芸能人が、まったく身に覚えの無い発言で叩かれているんです。
発言していないにも関わらず、発言したとして叩かれるので、対処のしようが無いわけです。
発言したのなら、訂正や取り消しを表明もできるでしょうけど、発言していないので、訂正のしようもありません。
攻撃しているのは、その芸能人のアンチなんですね。
つまり、キライだから攻撃する。攻撃の口実が事実かどうかは関係無いわけです。
当然、ロジックは破綻しています。
例えば、こんな事例を考えてみましょう。
芸能人のAさんが、
日の丸は赤い、と発言したとしましょう。
しかし、その芸能人をキライなBさんが、聞き間違いか、間違った伝聞によって、Aさんが、
日の丸は青い
と言ったと言う情報を耳にしました。
BさんはAさんに対して怒りまくります。
日の丸が青いとは何事だ!
反日だ!
みたいな。
しかし、Aさんは愛国者であり、だからこそ日の丸は赤いと言う普通のコトを言ったわけで、日の丸が青いと発言したコトを責められても、何も訂正しようが無いんですね。
実際に、念のためにAさんはBさんに、それはデマですよ、そんなコトは言っていませんよ、と伝えても、お前の発言など信用できない、お前の番組は絶対に見ない、と言うばかり。
他の人たちがAさんに代わって、正しい事実をBさんに伝えても、Bさんは、Aの信者は気持ち悪い、と言った、トンチンカンな反論をします。
つまり、好き嫌いと言う感情論に陥っており、ロジックが破綻しています。
その結果、愛国心の強いAさんを、愛国心の強いBさんが攻撃すると言う、誰もトクしない現象が生まれるわけです。
人間は感情の生き物なので、感情は大切ですが、感情だけで動くのは危険なわけです。
議論は感情論では無く、きちんとロジックで行う必要があるのは、そう言う理由からです。
間違った情報を鵜呑みにして感情にまかせて動いても不幸なだけ。
ちなみん、ボクもたくさんの通知を受け取りますが、事実確認をせず、好き嫌いで言っている人に対してはスルーしています。
人間は誰でも、正しいコトも言い、間違ったコトも言います。
なので、きちんと事実確認をする意思とロジカルに話す能力があるかどうかで判断します。
その結果、ボクが正しいと思えば、その根拠と論理を説明しますし、相手の情報とロジックが正しい部分に関しては、それに同意しています。
誰かの敵とか味方とか信者とか擁護とか、そんなコトは二の次で良いのです。
例え親友であっても、その言動が間違っているのならきちんとロジックを持って否定すべきですし、逆に、キライな相手でも、正しいコトも言うわけですから、そこは同意すべきですね。
BさんはAさんをキライなので、とにかく何もかもを否定していました。
好き嫌いと正誤は別の問題です。
そこを間違えると、自己矛盾を起こすコトになります。
あなたは、どう言うタイプでしょうか。
確証を持って批判するタイプか、想像だけで非難するタイプか。