過去
いや〜、前回の記事で1000日連続執筆を達成したので、今回のこれは当然、1001日連続執筆、と言うことになります。
そのうち途切れるんでしょうかねえ。
特段、意図的に途切れさせる理由は無いですし、事故や病気などで、やむを得ず途切れる以外にはまだまだ続くと思います。
ところで、みなさんは過去にやったことや起こったことについて後悔することはありますか?
ボクが過去にやったことで、やらない方が良かったことは何か。
う〜ん、いくつもありますねえ。
受験生のときに、受験校を変えなければどうなっていたか。
あの人と結婚していたらどうなっていたか。
あの道を曲がっていたらどうなっていたか。
あの会社を辞めていなければどうなっていたか。
あのときに帰っていたらどうなっていたか。
まあ誰にでもあるでしょう。
あるいは個人の行動では無く、自然災害や政治や事件などが起こらない方が良かったと言うことも多いでしょう。
で、ボクは今のボクがあるわけです。
今、振り返ってみると、過去のあらゆる結果として、今のボクがあるわけで、例えば、人間関係もすべて、過去のボクが少しでも違う行動をしていたら、出会わなかった人たちである可能性が高いです。
そう言う意味では人間関係はすべて偶然の上に成り立っているんですよね。
悩む必要は無い
仕事で鬱になる人は非常に多いです。ボクもまったく経験が無いと言えばウソになります。
人間である以上、誰でも悩むこともあるでしょう。
ストレスもあるでしょう。
しかし、人によって、ストレスの度合いは違います。
いつも明るく行動する人もいれば、いつもおびえている人もいます。
ボクが提案したい解決策は、サンクコスト(埋没費用)の考え方です。
サンクコストについて書くのは6年ぶりですね。
有名なサンクコストの議論は建設についてです。
地方自治体が10億円かけて8割まで完成した施設。
ここで再計算すると、完成まであと2億円。
しかし完成すると、毎年1億円の赤字になることがわかりました。
この施設の建設を続けるべきでしょうか。
もちろん目的にもよるんですが、仮に金銭の問題だけで考えるなら、これは建設を即刻やめるべきです。
建設をやめれば10億円がムダになる!
と言う世論が聞こえてくるのはよくある話。
でも、その10億円はサンクコスト。
サンクコストと言うのは、取り返せない費用のことを言います。
つまり、建設を続けてもやめても、すでにかかってしまった10億円は返って来ません。
返ってこない費用のことを議論してもムダなのです。
ならば、建設を続けることでさらに毎年発生する1億円の赤字を阻止すべき。
過ぎたことを議論しているヒマがあるなら、未来へ備えろ
ってことですよ。
これは世の中のあらゆることに当てはまります。
過去に起こったことは、どんなに悔やんでも議論しても泣いても悲しんでも怒っても、絶対に消えません。
だったら、そのことを考えても時間のムダですし、その事で悩んで神経をすり減らすのは損ですよね。
ボクは人生の半分以上を生きていますから、ここまでそれなりにたくさんの友人が亡くなりました。
病気、事故、事件。
友人が亡くなることは悲しいですが、そのことをクヨクヨしていても、生き返りません。
いつまでも悲しんだりクヨクヨすることで、友人たちは喜ぶでしょうか。
そんなヒマがあるなら未来を作ろう
過去に起こったことはサンクコストです。
仕事で失敗したからと言って気にしても失敗は消えません。
仕事で鬱になるかどうかの分かれ目は、そこにありそうです。
悩んだからと言って状況が何も変わらないのなら、悩むだけムダです。
次に向かって仕事をすればいいのです。
それで何かマイナスがあるでしょうか。
あいつは反省もしないヤツだ、と社内で言われるんでしょうか。
ならば言わせておけばいいんです。言われたからと言って、何の害があるでしょうか?
仕事の人間関係がうまく行かなくなる?
失敗はすべての人がやるんだから、そんなことで人間関係がうまくいかなくなるのなら、しょせんはその程度の組織、その程度の人たちなんですよ。
気にしない、気にしない。
鬱になる人は、人生の中で、会社のウェイトを大きくしすぎだと思うんですよね。
ボクもサラリーマンではありますが、会社のウェイトは人生の中の5%です。
会社の仕事や人間関係やその他のことを含めて何かうまく行かなくなっても、それは人生の中の5%が影響を受けるだけで、95%は問題無し。
これくらいの考えで行きましょう。
人間関係、友人関係も、会社以外に重点を置けばいいんです。
会社の人脈は5%、それ以外の人脈は95%。それでいきましょう。
人は会社のために生きているのでは無いんです。
生きるために会社に行っているに過ぎないんです。
だから労働環境がヒドければ、さっさとやめればいい。
あくまでも自分の人生が優先ですよ。
ボクは社会人になってから10回ほど仕事を変えていますし、10回ほど引っ越しもしています。
上手く行った仕事もそうで無い仕事もあります。
良かった住居もそうで無い住居もあります。
でも、それらはすべて過去のこと。何の後悔もありません。
後悔する時間がもったいない。
変えられない過去に対し、未来はまだ何もできていません。
自分次第でいくらでも変えられるのです。
過去はまったく関係ありません。
自分は理系だからとか文系だからとか、そんな決めつけで未来の自分を制限する必要はありません。
カメラマンになりたければ今からカメラの勉強をすればいいんです。
プログラマーになりたければ今からプログラミングを勉強すればいいんです。
世の中的に考えれば、今からやるのは遅すぎる。
そんなの、どうでもいいんです。
自分の人生なんだから自分で判断すればいいのであって、世の中の常識は気にする必要は無い。
今の世の中の姿なんて、せいぜい戦後になってできあがった姿なんですよ。
日本の伝統でも何でも無い。
100年前にはこんな常識は無かったですし、1000年前には全然違う国だったんです。
いまの常識なんて、単なる仮の姿だし、赤の他人が作った世界なんです。
変えられない過去のために時間を使うのはやめて、未来の自分のために行動しましょうよ。
後悔してるヒマがあれば航海せよ、ってことです。