非天マザー by B-CHAN

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NHKが映らないテレビを売り出せばいいのに。

ランニングコスト

 

 

賃貸住宅に住むか、家を買うか。

代表的な論争の的ですが、ボク的には好きな方でどうぞ、としか言いようがありません。

どちらが良いと言う議論は、一長一短なので答えはありません。

 

ボクは不動産業界の人間で、昔は銀行員や保険外交員もやっていました。

住宅ローンやアパートローンの仕事もしていました。

 

そんなボクは、一生、賃貸住宅が良いと思っています。

なぜなら引っ越しが好きだから。

せっかくの一度きりの人生。

たまたま、そこに生まれたからと言って、その場所に縛られなきゃいけない理由はありません。

広い世界なんだから、できるだけ多くの経験を積みたいです。

知らない街にどんどん移り住むだけでエキサイティングなんです。

持ち家も買い換えれば良いですが、賃貸住宅を引っ越すほどはカンタンでは無いですしね。

 

家を買って、ローンを払い終われば自分のモノになると言うメリットがありますが、それも、デメリットにもなります。

自分名義の不動産には固定資産税が毎年かかりますし、経年劣化の修繕も必要です。

不動産管理上の不備で誰かにケガをさせたら、その責任を負う必要があります。

要は、ローンを払い終えても、毎年毎年、様々な出費は続くわけです。

修繕しても、ジワジワと古くなりますしね。

ボクは人生で10回ほど引っ越ししていますが、移り住むたびに設備が近代化していくので、それだけでも楽しいです。

ボクの実家は親名義ですが、古いので、シャワーの水圧が弱いです。水道のハンドルも旧式です。トイレも旧式です。

やがて親が費用をかけて、水道のハンドルを新しくしたり、トイレを改装しました。

ボクも昔に住んでいた賃貸住宅の水道のハンドルは古かったんですが、いま住んでいる住宅の水道のハンドルはシングルレバーで便利です。

築年数の浅い物件に引っ越すたびに、どこかしら設備が新しいタイプになって楽しみです。

 

 

NHKの映らないテレビ

 

 

話がそれました。

テレビって、他の家電製品と違って、ランニングコストがかかるんですよ。

月に1260円。

そうです。NHK受信料です。

テレビを5万円で買って来て、それで終わりでは無いんですね。

それって、持ち家と似ていますよね。

本体の支払いは終わったけど、結局ずっとコストがかかる。

もっと言えば、誰かからテレビをタダでもらっても、そこからコストが発生するわけです。

やっかいですね。

 

ボクはいつも思うんですよ。

なぜ、どのメーカーもNHKのチューナーだけを外したテレビを売り出さないんだろうと。

民放は普通に見られて、NHKだけが映らないテレビ。

そうすれば、受信料を払わなくて済みそうですよね。

そもそも見られないモノにおカネを払うのは変ですし。

で、そのテレビを買ったあとで、NHKを見たくなった人は、NHKチューナーを差し込めば見られるようになる、と。

 

民放は見られるけど、NHKだけを見られないテレビ。

ランニングコストは電気代以外は不要です。

毎月の1260円は不要。

 

NHKをぶっ壊す、と言う政党がありますが、そもそも、そんなコトをしなくても、NHKだけが映らないテレビが普通に存在すれば、それで済むのです。

ボクはかなり売れると予想しますよ。

 

国は、公共放送は大事、などと言います。

だから、NHKをスクランブル放送(契約した人だけがおカネを払って見られる放送)にしないわけです。

テレビを持つだけで全員が契約させられるわけです。

国民みんなに公共放送は大事だ、と言いたいわけです。

 

でもね。

ボクはそもそもテレビ自体を持っていないんですよ。

なので、NHK受信料も払っていませんし、もちろん公共放送も見ていません。

つまり、厳密な意味で公共放送になっていないわけです。

あくまでも、テレビを持っている人だけの公共放送なんです。

 

そうやって何年も何年もテレビを見ていない、公共放送を見ていないボクですが、日常生活に何か支障があるわけでもありません。

むしろ、様々なメディアを通じて様々な情報を入手しています。

だって、わずか70年ほど前までは人類はテレビなんて無しで何万年も生きて来たわけですし、テレビは必須アイテムでは無いんですよね。

要は、いまの公共放送に関する枠組みは、昭和時代に作られた「にわか」の枠組みなんですよ。

それが絶対敵に正しいわけでも何でもありません。

 

そう言えば、今年はいよいよネット広告費がテレビ広告費を追い抜いたはずです。

 

ayablog.com

 

つまり、最大規模のメディアがテレビからインターネットに映った転換の年ですね。

それでも、古い媒体であるテレビを使って公共放送を謳うのはいかがなモノでしょうか。

やがてテレビを持つ人が半分になったら、その時点で公共放送では無くなります。

そろそろ、公共放送と言う名の既得権益の正体に気付いて、NHKだけが映らないテレビが普通に流通する世の中が来ても良いと思います。

と言うか、来ても良いのでは無く、来た方が良いのです。