昭和から平成へ
4月1日に新元号が発表されます。
改元は5月1日なので、4月1日から30日までは、まだ平成なんですけどね。
昔、昭和から平成に変わったときのコトをうっすらと覚えているんですが、あのときは、天皇崩御による改元でした。
昭和64年(1989年)1月7日の早朝(6時24分)に崩御。
10時1分に今の天皇が即位。
その後、14時36分に新元号「平成」が発表されました。
そして、1月8日午前0時から平成スタート。
天皇崩御→新天皇即位→新元号発表→新元号開始
ですね。これらが24時間以内に行われました。
今回は、4月1日11時30分頃に新元号発表予定です。
そして、4月30日で天皇退位。
5月1日新天皇即位。
新元号発表→1ヶ月間経過→天皇退位・平成終了→新天皇即位・新元号スタート
となります。
従来と異なり、新元号決定まで、非常に長い時間があるわけです。
非常に失礼で無礼を承知で言えば、天皇陛下も人間なので、それまでに亡くなる可能性があります。
これを読んでいるあなたもそうですし、ボクもそうです。
すべての人間に可能性があります。
もし、新元号発表の4月1日よりずっと早く天皇が崩御されたら、やはり24時間以内に急遽、新元号発表と新天皇即位が行われていたのでしょうか。
そうだとすれば、明日、発表される新元号とは異なる名前だったかも知れませんね。
元号の歴史
保守的な人から見れば、伝統に従って新元号を制定するのは当然だと思うかもしれませんが、ボクは必ずしもそう思わないんですよね。
理由は単純。
紀元前660年に初代の神武天皇が即位しました。その頃は、元号はありません。
初めての元号は、西暦645年の「大化」です。
そこから現在に連なる元号の歴史が始まったわけです。
日本皇国(あ、単に天皇家の歴史の国家と言う意味です。それ以上の深い意味はありません。)の歴史は、およそ2600年ですが、元号が使われ出したのは、日本皇国が始まって1300年も経過してからなんですよね。
つまり、それまで1300年間も元号が無い国だったんですが、その歴史と伝統を打ち破って、645年に元号が作られたわけです。
そう考えると、ボクは、元号ってむしろ保守じゃなくて革新だよね、と思っちゃうわけです。
保守的に日本古来の様式を守る(様式に戻す)のであれば、むしろ元号を廃止する方が理屈は合うと思うんですよね。
いかがでしょうか、保守のみなさん、革新のみなさん。
ま、どちらでも良いですが。