CR-V
いま、世界中でSUVブームです。
あのポルシェですら、売上の多くがSUVのマカンやカイエンが占めているそうです。
まあ、カッコいいですからね。
ボクは昔、ホンダのCR-Vと言うSUVに乗っていました。
初代CR-Vです。
当時のホンダは、それまでの日本には無かった独特な背の低いミニバンである初代オデッセイを売り出して大ヒット。他社も続々と追随。
そして、トラックなんてろくに作ったコトの無いホンダが次に出したのがCR-V。
悪路走破性に優れたクロカンと呼ばれる4WDと違って、デュアルポンプシステムを使ったライトな4WDでした。
続いて、初代ステップワゴンを売り出し、これまた大ヒット。
CR-Vとステップワゴンの大ヒットを見て、他社からも縦長のテールランプのクルマがたくさん登場しました。
今や、ミニバンは下火、CR-Vは一時的に国内から撤退し今年、アメリカ仕様のCR-Vが日本でも復活、そしてワンボックスでは、トヨタと日産の後塵を拝しています。
市場を開拓するけれど、後から他社に抜かれる。
そんなイメージのメーカーですね、ホンダは。
ボクは、CR−Vに、テント、チェア、釣り竿、ランタン、バーナー、ルーフボックス、洗濯ロープ、スノボ、などなど、とにかくアウトドア用途にフル活用。
10年間乗って、ボロボロになってお別れしました。
そうやってボクがクルマを持たなくなって10年後にSUVブーム。
ボクは20年早かったんですかね。
SUV
昔のCR-Vやパジェロやビッグホーンなど、四角いデザインのSUV(と言うかクロカン)は、視界も広く、荷室も座席も広く、とにかく道具として便利でした。
その代わり、走行性は犠牲。
走りを極めるなら、GT-Rやスープラなどのスポーツクーペですからね。
ところが、最近のブームの中で登場するSUVは各社ともデザインが優先。
四角では無く、流線型なんですよね。
おかげで、荷物を積む道具としては、ワンボックスカーやミニバンには敵わず、かと言って、走行性能はどうやってもスポーツカーには敵わず。
どっちつかずなんですよねえ。
たぶん、SUVは定着せずに、ブームに終わる気がします。
走りたい人はスポーツカー。
荷物を積みたい人はミニバンやワンボックス。
正直言って、あれほど実用的だったランドローバーのディスカバリーと言うクルマが最近のモデルチェンジで流行のSUV的スタイルになってしまい、ショックです。
同じランドローバーのディフェンダーは廃番になりましたしね。
視界が高く、見晴らしが良くて、しかも荷物も積める、そんなSUVと言うかクロカン。
それってもう、これしか残っていないのでは?