非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、金融、経済、不動産、保険、ビジネス、音楽、映画、ニュース、自己啓発などを語ります。

ビットコイン代理業者破産のニュースで思ったコト

暗号資産

 

 

昔は仮想通貨と呼んでいた暗号資産。

暗号資産にはたくさんの種類があります。

国家発行の通貨に、円、ドル、ユーロ、ポンド、ルピーなどがあるのと同じですね。

そんな数ある暗号資産のひとつがビットコイン。

 

今回、そのビットコインを販売する代理店のひとつであるビットマスターと言う業者が破産したようです。

 

kakuduke-tsuka.com

 

 

このニュースを見て、

 

だから暗号資産は危ないんだ!

 

と思った人は、状況を正確に把握しているとは思えません。

暗号資産のリスクと代理店の経営とは別の話だからです。

 

 

代理、媒介

 

 

ビットマスター破産のニュースでは、債権者が2万人以上、負債額は100億円以上と書かれています。

2万人もいるコトに驚きですね。

 

ボクが良くわからないのは、同社が代理業者だと言うコトです。

 

モノの売買には、主に、直販、代理、媒介があります。

直販は、売り主が直接、買い主に売るコト。

代理は、売り主の代わりに販売するコト。

媒介は、売り主と買い主の間を取り持って売るコト。

代理と媒介がちょっとわかりにくいですよね。

代理と言うのは、本人の代わりと言うコトで、本人の権限をそのまま持っていると思ってください。

つまり、売るかどうかは、代理人が決めるコトができます。

一方、媒介と言うのは仲介とも言いますが、売るかどうかは、あくまでも本人が決めます。

 

ビットマスターは代理人だと言うコトですが、何の代理人なんですかね?

そこがよくわかりません。

 

ところで、なぜビットマスターは負債を抱えるんでしょうか?

100億円の負債があっても、手元に100億円の資産があれば、それで返済するコトが可能です。

実態はどうなっているんでしょうか?

通常は、お客から100億円集めたら、それでビットコインを買って、お客に引き渡す必要があります。

実際にはビットコインを引き渡すコトはしなくて、その保管・管理もやるんでしょうけど、いずれにせよ、実際に、手元にビットコインがあるはずです。

しかし、ニュースを読む限り、ビットコインを調達できていないようです。

てコトは、お客から100億円預かったのに、そのおカネでビットコインを購入していなかったのでしょうか。

100億円を何か別のコトに使ってしまったのでしょうか。

そうなると、詐欺ですよね。

単なる経営破綻では無く、事件となります。

 

 

分別管理

 

 

ボクは、銀行やら保険やらファンドやら不動産やらの業界にいたので、そのあたりが非常に気になるんですが、一般的には、お客から預かるおカネは会社の運転資金とは別に管理すべきですし、するはずです。

分別管理ですね。

ビットコインを買うためにお客から100億円預かったら、それは、その業者の口座とは別管理であるはずです。

そして、その業者が倒産した場合も、100億円は会社資産では無いので、きちんとお客に返せるはずなんですよね。

もし、ビットマスターがそれをやっていないとしたら。

ビットマスターは100億円を分別管理せずに、会社の運転資金に充てていた可能性があります。

ごちゃまぜですね。

これで破産すると、会社の債権者は、会社のおカネとお客からの100億円を区別せずに取り立てる可能性があります。

お客にしてみれば、ビットコインを買うためにおカネを預けたはずなのに、赤の他人のために使われてしまう可能性があると言う話です。

 

証券会社で株を買うケースを考えてみましょう。

証券会社で、どこかの会社の株を買うとします。仮にA社とします。

もし、その証券会社が倒産したとしたら。

この場合、証券会社とA社とは全くの別々の会社なので、資産は保全されます。

と言うか、影響を受けません。

お客が持っているのは、あくまでもA社の株であり、証券会社は単なる代理か媒介だからです。

なので、お客にしてみれば、証券会社が倒産するかどうかは気にする必要はありません。

昔、初期の頃のFXでは、分別管理できていないケースも有りましたが、最近は多くのFX業者は分別管理なので、その業者が倒産しても、FX資産は保護されます。

 

ビットマスターは、分別管理に関して、どうなっていたんでしょうか。

そして、暗号資産業者全体では、分別管理の状況はどうなっているんでしょうか。

 

これから、何らかの金融投資を考えている人は、分別管理について調べてみてください。

あらかじめ、分別管理であるコトが確認できない業者とは付き合わないコトをオススメします。