iOS10.2登場
iPhone、iPadユーザーのみなさん、iOSのバージョン10.2が登場しました。
さっさとアップデートしてしまいましょう。
アップデートのやり方は昔の記事を読んでください。
ところで、今回のアップデートの最大の特徴は、iPhoneのスクリーンショットの撮影音をオフにできるようになったことです。
ホームボタンとスリープボタンを同時に押して、単に画面を保存したいだけなのに、今までは、けたたましい音が鳴り響いていました。
それが、今回のiOS10.2によって、着信音の音量と連動するようになりました。
つまり、着信音を小さくしている人はスクリーンショットの音量も小さくなります。
また、iPhoneの側面にあるマナーボタンを動かしてマナーモードにすれば、スクリーンショット音は完全にオフになります。
今まで、電車の中でスクリーンショットを撮るだけなのに、大音量で気まずい思いをしていた人たち、もう大丈夫ですよ。
シャッター音は消せない
ちなみに、標準カメラのシャッター音も以前よりも小さくなりました。
小さくなりましたが、こちらはあいかわらずオフにはできません。
世界の中で、日本版iPhoneの独自仕様です。
なんだかなあ。
ごく一部の盗撮犯は、シャッター音が鳴らないアプリを使って盗撮を続け、大多数の善良な人たちは普通に撮影するだけなのにシャッター音に気兼ねしなきゃいけない。
店でおいしそうな食事の写真を撮ったり、眠っている子供の写真を撮ったりするのに弊害になるんですよね。
結局、今の日本独自仕様は、誰も得しません。
以前からボクが主張しているように、こう言うバカげた日本独自仕様は撤廃して、みんなが心地よく暮らせるようにしてほしいモノです。
そもそも、盗撮を防ぐと言う目的なら、世界中のiPhoneで仕様を統一しないと矛盾してるんですけどねえ。
良くない使われ方がされることを想定して、それを防止するための機能を盛り込み、その結果、大多数の善良な人が不便を被り、実際に良くない使い方をする人間は抜け道を模索する。
それって最も良くない話ですよね。
自動車で考えてみましょうよ。
時速30km/h以上出したら危険だから、世の中のすべての自動車は時速30km/h未満しか出ないように規制したら、自動車本来の役割が半減ですよね。
速やかに人間や荷物を遠くへ運ぶと言う、大多数の善良な人のための利便性が無くなってしまいます。
もちろん、事故は減るんでしょうけど。
現実には、そんな規制をせずに、悪質な交通違反には法をもって裁くという方法を採っています。法治国家ですから。
それでも交通事故の死亡者数は年間に数千人にも上るわけです。
だからと言って、時速30km/h規制なんてしません。
なのになぜかスマートフォンのカメラに関しては死者すら出ないのに、事前規制で対応し、大多数の善良な人たちの利便性を犠牲にし、しかも一部の犯人はあいかわらず抜け道を利用して犯罪を続けます。
ホント、迷惑です。さっさと規制なんか解除して、犯罪への懲罰を重くしましょう。
盗撮は執行猶予なしの懲役30年の実刑。
これでいいじゃないですか。