もっとも高価なスマートフォン?
こんにちは。
毎年恒例の新型iPhoneが発表され、今年の最上位機種は、
iPhone XS Max
となりました。
初の512GBモデルが登場し、価格は何と、
164,800円(税別)
です。
過去には一部、宝石をちりばめるなどの超高価なスマホは存在しましたが、一般向けモデルとしては、おそらく過去最高価格のスマホでしょうね。
MacBookと同じ価格帯ですから。
さて、スマートフォンにそんな値付けをできるAppleは、さすがのブランド力です。
どんなビジネスでも、高い価格を付けられるかどうか、つまりブランド力があるかどうかが、その企業の存続に関わります。
ポルシェなんて、とても高価な自動車ですが、よく売れています。
実際、ポルシェの自動車は、同社に高い利益をもたらしています。
安いから買う人たちは最初からターゲットでは無く、高くても買う人たちがターゲットです。
それがブランドです。
iPhoneと言うブランド
ポルシェの中の人の立場になれば、もちろん台数が増えるのは良いことでしょう。
でも、ビジネスとして大事なのは利益。
例えば、毎日12時間働いて年収300万円のAさんと、毎日3時間働いて年収1,000万円のBさん。
後者の方がずっと理想的です。ワークライフバランスと豊かさ。
自動車でもスマートフォンでも同じで、台数のシェアが大きくても利益が薄ければ、ツラいだけなんですよね。
たくさん働いて儲けは少ないってことですから。
この現実がスマホの世界で起こってしまっています。
台数シェアでは圧倒的に大きいAndroidスマホ。
台数は少ないのに世界のスマホの利益の大半を稼ぎ出すApple社。
まさにブランド力の違いであり、それを信者と呼ぶ人もいますが、そう言う意味では、ポルシェ信者、エルメス信者など、高級品信者は少なからず存在します。
そんな人たちは、価格よりも、そのブランドに価値を見出すので、企業側は強気の値付けができます。
そして、Appleはもはや、ブランドの強い企業として君臨しています。
今から価格訴求する意味が無いんですよ。
わざわざ安いiPhoneをたくさん売って、ほとんど儲からない、そんなことをして、誰が喜ぶでしょうか。
性能の低いiPhoneでユーザーはがっかりし、Appleの従業員の給料は下がり、労働時間は増え、株主も損をする。
誰も幸せになれません。
高価なエルメスのバッグに憧れる人がいるように、高価なAppleのスマホに憧れる。
まんまとそんなことになっています。
ボクはApple信者では無く、むしろ実用主義でiPhoneを選んでいるので、ブランド信仰もありませんが、今年もiPhoneを予約してしまいました。
それもまさに最上位の、iPhone XS Maxの512GBモデル。
いま持っているiPhone Xが白いので、今回は黒いのを注文。
高いと言っても、それはあくまでもスマホとして。
こう考えたらどうでしょうか。
ポルシェの最上位モデルは1,000万円以上します。
普通の人は、一生買えません。
エルメスの最上位バッグは数百万円します。
普通の人は、一生に1個、買えるかどうか。
でも、iPhoneの最上位モデルは16万円ちょっと。
ポルシェやエルメスと違って、買える価格です。
普段、牛丼を食べている人が、年に1回か2回、自分へのご褒美として、1万円のディナーを食べる。
それを実現可能な人は、少なからずいます。
もちろん実現できない人もいますが。
とりあえず、今回のiPhone XS Maxは、ボクにとっては高価な買い物ですが、それは、ポルシェの代わり、そんな感覚です。
ボクはクルマを持たないので、クルマにかかる経費はゼロ。
ボクはテレビも持たないので、テレビにかかる経費もゼロ。
その分、スマホに16万円ちょっと使う。
それだけのことです。
そして、このブログで、iPhone XS Maxに関する記事をたくさん書いて、ブログ収入を上げて、元を取る。
そう思えば、人生を激変させるほど高い消費では無いと考えます。
いや、消費では無く、投資ですね。