非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、金融、経済、不動産、保険、ビジネス、音楽、映画、ニュース、自己啓発などを語ります。

日本での2018年のiPhoneの販売台数シェアは51.4%

日本でのiPhone

 

 

2007年にiPhoneが発表され、2008年には日本でもソフトバンクで販売が始まりました。

ボクもそれまでに、数多くの機種の携帯電話を使っており、どのメーカーのどの機種が操作性が良いだのと、よく友人と話していた記憶があります。

 

しかし、iPhoneを初めて操作したとき、その異次元の操作性に驚きました。

従来の携帯電話ではあくまでも、カクカクした動きが前提でした。

滑らかに動く演出をしている部分もありましたが、それはあくまでも定型的な動き。

 

ところが、iPhoneは、あらゆる面で滑らかでした。

従来の携帯電話の地図アプリと、iPhoneの地図アプリのあまりの動きの違いに驚愕しました。

Appleの特許であるマルチタッチ(画面を複数の指で操作する)のおかげで、自由自在に拡大縮小回転。

 

まさに圧倒的なパラダイムシフト。

 

あんなのは携帯電話じゃない、と言う一部の意見をよそに、世界を変えてしまうほど、iPhoneは売れました。

 

特に、後に、世界的な台数シェアではAndroid機に差を付けられたiPhoneですが、日本では、あいかわらずのシェアを誇ります。

 

www.bcnretail.com

 

 

先が読めない

 

 

iPhoneはすっかり大画面化されましたが、上記のランキングを見る限り、Android機も大画面化しています。

コンパクトなサイズの端末も根強い人気があるとは言え、売れているのは大半が大画面。

4インチのiPhone SEの復活が望まれてるとは言え、それよりも高くて大画面のiPhone 8の方が圧倒的に売れています。7倍近く売れています。

少なくとも日本市場では、安い4インチ機よりも、4.7インチ画面の方が人気があるのは間違いなさそうです。

 

で、Appleにとって問題なのは最新(1月22日)のランキング。

 

www.bcnretail.com

 

 

1位から4位までがiPhoneですが、1位から3位までが旧機種。

旧機種の方が売れています。

ランキングは相対的なモノなので、順位が低いからと言って台数が低いとは限りません。

しかし、Apple自体の業績がiPhoneの売れ行き不調によって下振れしているのは、ご存じのとおり。

 

www.itmedia.co.jp

 

 

iPhone大国の日本でも、もはや、iPhoneの新型が売れなくなってきました。

新型があるにも関わらず旧型が売れるのは、それはもう価格以外に要因がありません。

1月22日のランキングでは上位に、iPhone 8やiPhone 6sが入っているので、もしかしたら、ホームボタンが好まれているのでは、との推測もできますが、であれば、iPhone 7シリーズも入っているはずです。

しかも、新型iPhoneのトップはiPhone XRです。

やはり価格。

 

てコトは、iPhoneの買い換えが進むには、価格以上に新機種に魅力があるコトが条件です。

 

しかし、Appleは、新型iPhoneで価格を上げてきました。

つまり、新機種の安売りはしない宣言です。

ブランド重視ですね。

Android機が膨大な数のメーカーの膨大な数の機種が安値で売れまくっているのとは対照的です。

 

去年の4月の記事ですが、こんなのがあります。

 

gigazine.net

 

 

台数ではAndroid機に大きく水をあけられているiPhoneですが、利益では86%のシェアがあると言う記事。

世界の膨大な数のスマホメーカーの利益を全部足しても14%にしかならない。

つまり、Appleだけが儲かって、他のメーカーはスマホでは全然儲かっていない構図です。

少数を売って大儲けするApple。

たくさん売りまくってほとんど儲からない他社。

よく考えたら、Appleって実に効率が良いんですよね。

働けど働けど儲からない他社を横目に、儲けまくる。

どんな事業もそうですが、存続のために重要なのは利益。

例え売り上げが大きくても利益が赤字なら存続できません。

売り上げよりも台数よりも利益。

そう言う意味では、Appleは世界一と言えます。

株式の時価総額が株主の期待値だと考えれば、時価総額が巨大なのは将来の利益に期待しているからです。

しかし、そんな時価総額も、MicrosoftやAmazonに抜かれました。

さっきも書いたとおり、順位はあくまでも相対的なモノなので、他社に抜かれたコトがApple自身の将来性を占うコトにはなりませんが、少なくとも、MicrosoftやAmazonのビジネスがAppleよりも期待できると言う市場の意思表示だと思うんですよね。

 

思えば、Appleは革新的と言われますが、2007年のiPhone登場以来、一度も革新的な製品を発表していません。革新無く11年が経過してしまいました。

ましてや、他のスマホメーカーは一度も革新的な製品を発表していません。

あくまでもスペックでiPhoneに追いつき追い越せです。

なので、儲からないわけです。スペックではとっくに追い越しても。

 

だから、Appleは、台数やスペックよりも、高価格製品を揃えるラインナップにしました。

実際、Appleの業績は高い利益率を誇ります。他社からは考えられないような高利益率です。

 

Appleはファブレスメーカー(自社工場を持たない)なので、販売台数が落ち込むことは、即座に固定比率の増加にはなりません。

生産台数を減らすなら、下請けへの発注を減らせば済みますので。

 

むしろダメージを受けるのは、下請けです。

日本の部品メーカーも多数、iPhone部品を納入しているので、iPhoneの不振は日本経済へダメージを与えます。

 

日本でiPhoneがたくさん売れるコトは、実は日本経済にとってプラスなんですよね。

 

しかし、Appleは高価格戦略を採りました。

それは、台数を確保しないコトを意味します。

もちろん台数が多い方が良いんですが、それはもう現実的に難しいコトがわかってきたからです。

台数こそ多くは売れないモノの、1台1台の価格は高くする。

理屈はカンタンですよね。

1台で利益が10円のモノを10個売っても利益は100円。

1台で利益が1000円のモノなら1台売れただけで利益は1000円。

後者の方が事業としては優れています。

 

今後、日本のキャリアも値引き販売をしない方向に舵を切りつつあります。

なので、これまでのように単純にiPhoneが売れるコトは無くなりそうです。

それでも高利益ならAppleは儲かる、そんな状況になりそうです。

 

今までは、日本中で、どこでも見かけるコトができたiPhone。

今後は、限られた人だけが手にするiPhone。

 

それは、限られた人だけがエルメスのバッグを持つようなイメージです。

 

先は読みにくいですが、ボクはそんな気がしています。