サイレントスイッチ
iPhoneの側面左上にはサイレントスイッチがあります。
これを背面側にスライドさせると、iPhoneはマナーモードになります。
普通に考えれば、これでiPhoneの音は鳴らないはず。
しかし、実際には音が鳴るコトがあるんですよね。
マナーモードなのに音が鳴って慌てた経験があるiPhoneユーザーは多いのでは?
なぜ、マナーモードなのに音が鳴るんでしょうか。
着信、通知音とアラーム
これはiOSの思想によるところです。
iPhoneやiPadでは、マナーモードで消音できるのは、原則として、ユーザーの意思で鳴らす音以外の音です。
例えば、電話の着信音やメールの着信音、各種通知音は、マナーモードで消音できます。
これらの音は、いつ鳴るか予想ができないですよね。
相手次第です。
一方、アラーム音やタイマー音は、マナーモードでも鳴ります。
これは、ユーザーが自分の意思で鳴らすようにセットするからです。
ボクは、昼間、仕事中は基本的に自分のiPhoneはマナーモードにしています。
職場で着信音が鳴るのがイヤだからですね。
そしてたまに、マナーモードのままで帰宅して、そのまま翌朝を迎えるコトがあります。
その場合でも、iPhoneにセットしてあるアラーム(目覚まし時計)はきちんと鳴ってくれます。
マナーモードでもアラームが鳴ると言う安心感があるので、マナーモードを使えるわけです。
逆に言えば、マナーモードでもアラームやタイマーは鳴ってしまうので、鳴らしたくないときには、ちゃんとオフにする必要があります。
ちなみに、ゲームアプリの効果音はマナーモードでは消えるコトが多いですね。
これはたぶん、ゲームの効果音は着信音と同じと言う扱いなんでしょう。
ゲームをする行為自体はユーザーの意思によるモノですが、その効果音はユーザーの意思では無く、ゲームの仕様として鳴ると捉えれば良いでしょうかね。
一方で、YouTubeのような動画アプリでは、マナーモードでも音は鳴ります。
これは、動画は音が鳴る前提、つまり、ユーザーの意思で音を再生している、と捉えるんでしょうね。
そんなわけで、長年、モヤモヤしていたコトですが、ちょっと書いてみました。