鍵の解除確率
自宅の玄関を開ける物理的な鍵でも、インターネットサイトにログインするためのパスワードでも、論理的には唯一では無いんですよ。
玄関の鍵はよその家の鍵と形状が異なるから使えるわけです。
でも、何億個、何兆個、何京個と作れば、偶然に同じ形状の組ができてしまうかも知れません。
パスワードにしても、例えば10ケタの数字なら、100億通りです。
理論的には100億回試せば、突破できるんですよ。
理論的な絶対鍵
もちろん、何兆個もの鍵を作るのは不可能でしょうし、100億回もパスワード入力を試すのも不可能でしょう。
物理的には。
つまり、現実問題としては突破不可能な鍵は、この世にそれこそ無数にあって、世界中で当然に使われているわけですが、理論的にも突破不可能な鍵って作成可能なんでしょうか?
例えば静脈認証や指紋認証も、数兆人や数京人いれば、たまたま一致する人が出てくるかも知れません。
サンプルを無限に増やせば、いつかは破られます。
ボクが言っているのは、理論上も突破不可能な鍵。
サンプル数が無限に増えても、唯一無二の鍵。
これって命題になりませんか?
理論的に無限大個に増えても唯一無二の定義となる鍵の存在は不可能である、と。
誰か、数学センスのある人、教えてください。