パソコンにラーメン
まずは悲しいニュースから。
MacBook Proにとんこつラーメンをぶっかけると、修理代47万請求される。 | たけろぐ
ボクは人並み外れて慎重な人間なので、慎重に関する記事を何度も書いて来ました。
パソコンのところにラーメンを持ってくるときに想定されるのは、
- ラーメンをこぼさないケース
- ラーメンをこぼすケース
の2パターンです。
人間である以上、絶対にこぼさない保証はありません。
そして、こぼした場合には、かなりの損害が発生することは容易に予想されます。
もうひとつ、悲しいニュース。
伊良部大橋で転落死亡事故 介護士の男性が橋の中央付近から転落し遺体で見つかる | MoreNews
プロポーズに成功した男性は、うれしかったのでしょう。
橋の柵の外側に立ってしまったんですね。
この場合に想定されるのは、
- 橋から落ちないケース
- 橋から落ちるケース
の2パターンです。
人間である以上、絶対に落ちない保証はありません。
そして、落ちた場合には、命を失う危険があることは容易に予想されます。
以前、ナイアガラの滝に観光に来た女性が、写真を撮るために柵にまたがったところ、誤って転落し亡くなったニュースがありました。
柵にまたがった場合に想定されるのは、
- 柵から落ちないケース
- 柵から落ちるケース
の2パターンです。
人間である以上、絶対に落ちない保証はありません。
そして、落ちた場合には、命を失う危険があることは容易に予想されます。
確率は50%
とりあえず上に3つの事例を書きましたが、世の中には事故であふれています。
多くの人が勘違いしているんですが、事故が起こる確率は小さくはありません。
確率が小さいのは、事故が起こる確率では無く、事故が起こった確率です。
例えば日本で1年間に交通事故で亡くなるのは約4000人。
人口が1億2000万人いることを考えれば、確率は0.003%と小さい数字です。
しかし、それはあくまでも実績値。
過去の話です。
これからさき、あなたが交通事故で亡くなる確率が小さいと言う意味ではありません。
あなたが交通事故で亡くなる確率はあくまでも50%です。
亡くなるか、亡くならないか、どちらかです。
実際、スピードを出して走ってきているクルマの前に飛び出してみればわかります。
それで命を落とす確率は0.003%では無いですよね。50%です。
明日、あなたやボクが命を落とすかどうかは誰にもわからないのです。
明日も生き延びるか否か。
どちらかです。
普通に生きていてもそうなのに、わざわざ命を落とす行動をするのは、非常にもったいないんですよね。
ムダに命を落とさないための方法を書きます。
それは、さっき書いた2パターンのうち、悪い方が発生した場合に命を落とすかどうかを判断することです。
例えば、橋の柵の外に出た場合、
- 橋から落ちないケース
- 橋から落ちるケース
の2パターンであり、悪い方は後者ですよね。
そして後者が発生した場合には命を落とします。
つまり、橋から落ちるか落ちないかの確率はどうでもいいんです。
なぜなら落ちるか落ちないかの確率は50%ですから。
本筋とは関係ありません。
人間なので、完璧にミスを防ぐことは不可能です。
だから、橋の柵の外に出ると言う行為自体をやってはいけないんです。
これは、世の中の他のすべての行為も同じです。
例えば、クルマを運転して出かけること。
この場合は、
- 事故しないケース
- 事故するケース
の2パターンです。
そして後者の場合、命を落とす危険があります。
なので、クルマの事故で命を落としたく無ければ、絶対にクルマで出かけてはいけないわけです。
クルマで出かけなければ絶対に(自分が運転する)クルマの事故で亡くなることはありません。
逆に言えば、クルマで出かける以上、命を落とす確率は50%です。
だから、ボクは、クルマで出かける必要があるときには必ず、今日が人生の最後である可能性が50%だと覚悟しています。
鉄道の駅のホームの端に立つことも同じですよね。
ホームドアが無い場合、ボクは絶対に端には立ちません。
なぜなら、ホームの端に立った場合は、
- ホームから転落しないケース
- ホームから転落するケース
の2パターンです。
後ろから押される、つまずいて足が絡まる、貧血で意識を失う、など、いろんな可能性が想定され、その場合、ホームの端にいればホームから転落します。
なのでボクはあらゆる可能性が起こっても転落しないように、ホームの端は避けるわけです。
横断歩道で信号待ちするときも同じ。
信号待ちする間にスマホを操作していると、ツッコんでくるクルマに気付きません。
交通事故なんて1年間に数十万回と言う膨大な数が起こっているわけで、歩行者にクルマがツッコんでくる事故なんて日常茶飯事です。
絶対に自分にクルマがツッコんで来ないと断定できるのは神様だけです。
そして、たったの1回でもそれが発生すれば、命を落とす危険は十分にあるわけです。
- クルマがツッコんで来ないケース
- クルマがツッコんで来るケース
の2パターンであり、後者が起これば命を落とします。
てことは、それを回避するには、クルマの動きを監視するしかありません。
ボクは信号待ちの際には、前後左右のクルマを常に見ています。
万が一、ツッコんで来るクルマがあれば、事前に避けられるようにするためです。
ある行為をするときには、必ず、それが成功するケースと失敗するケースがあるわけです。
そして、失敗のケースの場合に命を落とすのであれば、その行為はしてはいけないわけです。
それがムダに命を落とさない方法です。
冒頭に書いた橋から落ちた男性。
残念ですが、ムダに命を落としました。
こう書くと怒られるかも知れませんが、意図的に書いています。
亡くなった人は戻ってきません。
大事なのは、今後、同じ犠牲者を生み出さないことです。
だから、あえて、ムダに命を落としたと書かせてもらいます。
何か重い罪を犯したわけでも無いですし、避けられる事故だったわけですから。
飲酒運転も同じ。
運転中にスマホを操作するのも同じ。
犯罪も同じ。
失敗しないことを前提にそれらをやるんでしょうけど、1回でも失敗した場合にはそれだけで人生終わりです。被害者であっても加害者であっても。
これを読んだあなた。
今後、何か行動するときは、それが失敗だったケースの場合に命を落とすかどうかを事前に考えてください。
そして命を落とす場合には、その行動自体を取りやめてください。
確率は関係ありません。