女性専用車両
女性専用車両に抗議する人たちがわざと乗り込む男性がいるそうです。
ボクは以前、女性専用車両について書いたことがあります。
それは、優先度についてです。
人間を構成する要素にはいろいろあります。
例えば、
- 性別
- 出身地
- 血液型
- 年齢
- 身長
- 体重
- 学歴
- メガネの有無
- 右利き・左利き
- 髪の色
他にも無限にあります。
要素と言う言葉を覚えておいてください。とにかく、人間に限らず、物質を構成する要素は無限にあると言うことです。
そんな人間の要素のうち、性別と言う要素に着目して作られたのが女性専用車両です。
もし、血液型と言う要素に着目するなら、
B型専用車両
なんてモノを作ることも理論的には可能です。あるいは、年齢と言う要素なら、
60歳以上専用車両
とか。
で、今回は、女性専用車両についての話なんですが、世の中には、この、女性専用車両に抗議する人たちがいるわけです。
抗議する理由はいろいろあるでしょう。
- 男女平等に反する
- 一般車両が混雑でぎゅうぎゅう詰めなのに女性専用車両は空いている
など。
まあ、抗議する理由にも一理あります。
では、多くの鉄道会社は、なぜ女性専用車両を作ったのでしょうか。
単に理由も無く、一部の人を不快にするためだけに、そんなモノを作ったのでしょうか。
当然、違います。
女性専用車両を作ったのは、メリットがあるからです。
そのメリットとは言う間でも無く、痴漢を避けることです。
まあとにかく、痴漢の多いこと。
検挙されているだけでもかなりの数で、検挙されていないモノも含めれば、それだけ大量に被害者が存在するんですね。
女性専用車両を作ることで、被害者を減らせるメリットがあります。
すると、そこから先は、メリットとデメリットのバランスの話があります。
女性専用車両を作れば痴漢の被害者は減らせますが、男女平等には反します。
逆に、女性専用車両を無くせば、男女平等になる代わりに痴漢の被害者は増えます。
バランスを考えれば、ここでの男女平等よりも、痴漢の被害者を減らす方が重要だとボクは思うんですよ。
女性専用車両に抗議している人たちは、男女平等を優先したいんでしょうが、それを実現するために、痴漢の被害者が増えることについてはどう考えているんでしょうか。
確かに、例えば、仕事の昇進などでは性別による差別は良くないことです。
でも、女性専用車両を無くすことによる男女平等って、何のメリットがあるんでしょう?
不平等であることの方がメリットが大きいのなら、それは構わないのでは?
混雑の問題
一方、混雑の問題があります。
女性専用車両があるせいで、男性だけが一般車両に押し込められるので、ぎゅうぎゅう詰め。
女性専用車両は空いている。
それは確かに問題でしょう。
そこで、ボクの解決提案をここに書きます。
それはとてもカンタンなことで、
男性専用車両
を作ることです。
つまり、1編成の列車に、女性専用車両と男性専用車両を1両ずつ作るんです。
そうすれば、
- 男女平等
- 痴漢被害者を減らす
- 混雑も解消
と、一気に全部解決できますよね。
もちろん地方のローカル線などで1両しか無い鉄道など、解決できないケースもありますが、それは例外。
それでも、性別による車両に抗議する人たちがいるのなら、逆に聞いてみたいです。
そこまで男女平等を実現しつつ、痴漢の被害者を減らす方法はあるんでしょうか。
あるのであれば、ぜひ教えていただきたいですし、それが説得力のある意見ならボクも否定しませんよ。
そもそも論ですが、何の理由も無く、理不尽にただ分け隔てをすることを「差別」と言うのです。
何らかの合理的な理由により分け隔てをするのは、差別では無く「区別」ですよ。
女性専用車両には痴漢の被害者を減らすという合理的理由があるので後者です。
そこ、理解してますか?
女性専用車両に男性が乗るのは法的には問題はありません。
でも、それによって誰かを幸せにしますか?