非天マザー by B-CHAN

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財務省文書改ざん問題で今この瞬間にボクが与党に言いたいこと

前提条件

 

 

世の中には右翼やら左翼やら、特に無意識の人やら、色んな人がいます。

●●党支持者もいれば、■■党支持者もいますし、無党派の人もいます。

 

ボクは常日頃から言っているとおり、どの党も支持しません。

それは党を嫌うと言う意味ではありません。

支持しない理由はカンタン。

これです。

 

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完璧に正しい党も完璧に間違っている党も存在しません。

人間もそうです。

だから、Aさんのこの意見には賛同できるけど、同じAさんのあの意見には賛同できない、なんてことが起こるのが当然。

100%すべて支持、あるいは、100%すべて反対すれば、矛盾が起こりますよね。

 

Aさんを100%支持しますが、Bさんには100%反対します。

 

なんてことをやってしまうと、Aさんの意見とBさんの意見がたまたま一致したときに矛盾が起こりますよね。

例えば、

 

Aさんの意見のひとつ「景気を良くしたい。」

Bさんの意見のひとつ「景気を良くしたい。」

 

なんてときに、Aさんに賛成、Bさんに反対、だと矛盾します。

 

だからボクは当然のように、どの党も支持せず、1個1個の意見や政策を個別に判断します。

その結果として、たまたまA党のこの政策には賛成だけど、A党のあの政策には反対、なんてことが起こるわけです。

B党もC党も同じです。

 

 

おかしな点

 

 

ところがボクと違って、世の中にはどこかの政党支持者が多い。

だからブーメラン現象が起こったりするわけです。

A党を批判してB党を支持していたのに、後になって、実はB党も同じことをしていた、と言うアレです。

 

いま問題になっている財務省の文書改ざん問題。

これも、与党である自民党支持者は自民党を擁護しようとしますし、野党支持者は自民党を批判します。

ボクはもちろん、どちらも支持しません。

理由はすでに書いたとおり。

だって、もし同じ問題が、将来、今の野党が与党についたときに起こったら矛盾が起こるからですね。

いまは自民党が与党で、財務省改ざん問題が起きたので、自民党支持者は自民党を擁護しますし、野党支持者は自民党を批判します。

だとしたら、もし将来、いまの野党のどれかが与党になったときに同じ問題が起こったら、その政党をも擁護しなきゃいけなくなるわけですよ。

まったく同じ問題が起こっても、A党なら擁護し、B党なら批判する、なんてのは法治国家を無視した野蛮な行為ですからね。

 

で、いまは自民党が与党で、そのタイミングで財務省文書改ざん問題が起きたわけです。

 

世の中で、与党派野党派がそれぞれ騒いでいますが、ボクは何を思うか。

答えはカンタン。

そもそも、改ざんがあったと言う事実が判明しただけです。

それ以上のことは現時点で何もわかりません。

改ざんがあったと言う事実だけで確定するのは、財務省の文書運営・管理に問題があると言う事実だけです。

誰が、どんな理由で指示したのか、背景は何も判明していません。

 

例えば、人が人を殺してしまう事件を考えてみてくださいよ。

 

XとYと言う2人の人がいます。

YがXを駅のホームで突き飛ばしたら、Xは線路に落下して電車にひかれて死亡した。

 

この事実だけを聞いて、

 

Yは悪人だ!

 

と断定するのは早計。なぜなら背景・動機が不明だからです。

 

実は、Xと言う酔っ払いの男性が駅のホームでYと言う女性に泥酔状態で絡みついてきて、だんだん行動がエスカレートし、身の危険を感じたYはやむを得ずXを突き飛ばしたら、Xは落下した、と言う背景があります。

裁判ではYの正当防衛が認められました。つまりYに罪はありません。

 

これが日本と言う先進国かつ法治国家の考え方。

 

しかし、現時点ですでに財務省の改ざんの事実だけで自民党を擁護したり批判したりしている人たちは、その原則を放置しているわけです。

法治国家では無く放置国家ですよ。

 

もちろん、省庁の不祥事は行政の責任者である大臣に責任はあります。

ただ、その責任も、関与の度合いによって大きさは変わるはずです。

監督不行き届きなのか、それとも積極的関与なのか。

何も判明してませんよ。

だから、その点は、批判に値しません。事実が判明してからの話です。

 

ただし、ボクが現時点で間違いなく自民党を批判したいことがあります。

それは、前財務省の佐川氏の国会招致を容認したことです。

 

佐川氏の国会招致、自公が容認へ…昭恵氏は拒否 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 

自民、公明両党は14日午前、野党の審議復帰を条件に、佐川宣寿・前国税庁長官(前財務省理財局長)の国会招致を容認する方針を決めた。

 

姿勢としてはおかしいですよね。

日本と言う国の与党。

財務省の行いは、その日本国民への欺きですよ。

つまり、財務省は反日行為を行ったわけです。

反日行為なのだから、日本の与党は速やかに積極的に事件の調査・解明を進めるのが正しい姿でしょ。

及び腰になっている時点で、与党としての姿勢を疑ってしまいます。

自民党総裁である首相が関与していないのなら、何ら及び腰になる必要は無いはずで、日本のために率先して解明すべきです。

でもそうしていない。

だから疑惑を持たれるんです。

 

勘違いしないで欲しいんですが、疑惑はあくまでも疑惑です。罪ではありません。

解明した結果、自民党は真っ白の可能性も黒の可能性もあります。

現時点では何もわかりません。

 

しかし、疑惑があり、しかも財務省問題が出た以上、さらなる調査をするのは当然です。

 

一般の犯罪でもそうですよね。

疑惑があれば、警察や検察が捜査しますが、その時点では罪は未確定です。

 

順序を間違えないでくださいよ。

罪が確定するのは、疑惑の捜査を行って、証拠を積み上げて、裁判によってからです。

そのための捜査です。

 

だから、

 

単なる疑惑だけで捜査するなんて!

疑惑だけで問題にするなんて!

 

と言っている人も間違いです。

疑惑があればきちんと問題にして捜査しましょう。

 

ましてやこれは国家の大問題です。

与党は日本国民のために率先して解明に協力、いや指示すべき。

 

疑惑の段階で罪を確定させるような人たちもおかしいですが、疑惑だけで問題にするなと言う人たちもおかしい。

どっちもおかしいんですよ。

 

これが現時点で判明している事実でボクが思うところです。

 

今後の事実の判明状況によって、批判の矛先はどんどん動きます。

何せ、どの党も支持しないんですから。

国家にとって悪の行いは、どの党もどの政治家も批判します。

国家にとって善の行いは、どの党もどの政治家も賞賛します。

 

いつも言っているように、政治家は常に国民の監視下に置き、批判の対象となるべき国民の下僕なんです。