国葬
安倍元首相の国葬に関しては、当然ながら、保守系の人は支持しリベラル系の人は反対する、大まかに言えば、そんな構図です。
故人への敬意が足りないと言う人がいますが、反対派の人は、安倍さんが故人かどうかは関係無く反対しているわけです。
日本は民主主義の国なので、賛成意見を持つのも反対意見を持つのも自由です。
どちらが正解でどちらが間違いでもありません。
賛成派は日本を思って賛成する人が多いですし、反対はは日本を思って反対する人が多いのです。
多くの人は、目的は同じであり手段が異なるだけです。
ボクは国葬に反対する気持ちですが、そこには自民党や保守や安倍さんに対する感情は何もありません。
まったく別の理由で心配しているので、反対しておいた方が良いと考えるのです。
将来の話
今回の国葬は閣議決定で行われました。
正直言って、法的根拠は希薄と言うか、ほとんど皆無です。
なので、賛成する人も多いですし反対する人も多いのです。
自民党に対する好き嫌いで反対しているのでは無く、きちんと法的根拠に基づかずに税金を使うコトに反対している人がわりと多いわけです。
ボクが心配しているのは、今回のように、開催への根拠が希薄な場合、将来も同じコトが行われるリスクがあると言うコトです。
例えば、将来、他の政党が政権に就いた場合、その政党が、
よし、国葬をやろう！
と言い出したら、反対できなくなりますよね。
だって今回、やってしまったんですから。
ボクがそれが怖いですね。
自民党が何かを実施するコトに賛成するのなら、他の政党が同じコトをするときにも賛成しないと矛盾しますよね。
ボクは将来、他の政党も根拠無く国葬をするコトを恐れるのです。
だから、今回の国葬にも反対です。
すごく日本の将来を心配しているのです。
安倍さんと言う故人に敬意を表すために、国葬では無く、盛大な私葬を行えば良かったわけです。
そうすれば、安倍さんの大きな実績に対して多くの人が自発的に弔意を示すコトもできますし、国費を使わずに済むので、反対派の人たちも納得するでしょう（安倍さんをキライな人たちは別の問題ですが）。
国葬だと国費を使うので制約があります。
今回の国葬も16億円だけしか使えません。
私葬なら自由にもっと盛大に故人を追悼できます。
国葬に比べ、良いコトだらけですよね。
故人への追悼の気持ちを持ちつつ、将来の日本のコトも考える必要がある、と言うコトです。
国葬に反対しているからと言って弔意が無いとは限らないのです。
弔意はあっても、その手段に問題があると言っているだけなのですボクは。
憲法改正も同じ構図なのです。
ついでに、この記事もここに貼っておきますね。
