震災
こんにちは〜。
最近、読んだ記事で膝を打ったのはこれ。
日本は電柱、電線の多い国です。
それは、景観の視点で語られることが多いんですよね。
ボクも、景観の視点で電柱の地下化を希望しています。
でも、思い出したんですよ。
1995年、ボクが兵庫県宝塚市で被災した阪神大震災のときのことを。
電柱が障害に
震災で生き残ったボクは、当日は、とにかくあちこちに救出活動に行っていました。
午後からは宝塚市から神戸市へ。
普通ならクルマで小一時間もあれば行ける場所。
それは震災当日は、10時間もかかったんですよ。
もちろん、自身によって、道路が割れていたり、高架道路が落下して寸断していたり。
でも、実は、最大の障害が電柱と電線でした。
とにかく、数多くの電柱が倒れ、道を塞いでいるのです。
電柱がバタバタと倒れていて、道路を完全にふさいでいて通行できず。
そして、当然ながら、電柱が倒れているため、電線も複雑に路上に。
電線は見ただけでは、通電しているかどうかはわからないんですよね。
つまり、近づくと危険。
電柱だけなら、徒歩で乗り越えていくことも可能でしたが、電線があると、誤って触れてしまう危険があります。
よって、その道はまったく進めず。
とにかく遠回り遠回り。
おかげで救出活動も物資の運搬も完全に滞りました。
確かに景観の問題もありますが、電柱は被災地にさらにダメージを与える存在なのです。
長らく、頭の中から抜け落ちていましたが、今回の地震と上記の記事で、あらためて考えさせられました。
国家予算を使うなら、電柱の地中化をぜひ優先課題に。
そう願います。