コンビニのラーメン
こんにちは。12月29日。年末の押し迫ったタイミングで、突拍子もなくコンビニのラーメンの話を書きます。
特に深い意味は無いです。
ファミリーマートの今のチルドタイプのラーメンが話題になっています。
まあ、これはあくまでもマスコミの記事なので、半分くらいは宣伝も兼ねている可能性があり、話は半分程度に受け止めておきましょう。
とは言え、売上高の増加はさすがにウソは書かないと思いますので、実際に売れているんでしょう。
新規客だけで3倍も売れるのは難しいので、リピーターが増えているんでしょう。
つまり、実際に食べた人が気に入って、繰り返し買っているわけです。
みなさんは、コンビニのラーメンを食べたこと、ありますか?
ラーメン店のラーメンは食べたこと、ありますか?まあ、あるでしょうね。
ボクのことを知っている人や以前からこのブログを読んでくれている人は、ボクがラーメンフリークであることはご存知でしょう。
最近は、Evernoteのアプリの都合でアップロードしてないんですが、過去のアップロードは今でも見ることができます。
基本はラーメン店ですが、インスタントラーメンやカップラーメン、コンビニのラーメンも食べます。
コンビニのラーメンと言っても、いろいろあるんですが、今回の話題は、チルドタイプです。
チルドは冷却と言う意味で、冷凍よりも温度は高め。3度くらいですかね。
電子レンジで温めるだけと言う調理のカンタンさが特徴です。
調理がカンタンなので売れやすいのも、このタイプの特徴でしょう。
で、ボクは今まで、コンビニのチルドラーメンも何度も食べてきました。
感想としては、
- 具材の進歩は著しい
- スープはまあまあ
- 麺が絶望的にクオリティが低い
なんですよね。
そもそも論ですが、ボクのラーメンに対する持論は、
- 最重要は、麺。
- 麺とスープの絡みが大切。
- 麺とスープのバランスが大切。
- 具材は単なる付属。
なんです。
ラーメンの基本は麺とスープ。
多くのマスコミなどで、チャーシューがとろけるような柔らかさとか、煮卵の味が浸みているとか、具材の感想が優先的に語られますが、具材が無くてもラーメンは成り立ちます。
でも、麺が入ってなければ、スープが無ければ、それはラーメンではありません。
ラーメンと言うくらいなので、麺が主役で、それに味を付けるのがスープ。
誤解して欲しくないのは、麺そのものにも味があると言うことです。
スープですら主役では無いんです。
だからボクは麺の味を重視します。
ボクが細麺よりも太麺が好きなのは、麺の味がわかりやすいからです。
小麦の味ですね。
かの有名なラーメン二郎。
ボクも大好きです。
こってりした独特の醤油豚骨スープと山盛りの具材で超人気ですが、ボクが二郎を好きな理由は何と言っても麺です。
極太で、
ワシワシ
とでも表現できるような食感。そして、深い味わい。
ボクはラーメンと並んでつけ麺も大好きですが、つけ麺では、麺をスープに浸す前に、まずは麺だけを味見します。
その時点で、つけ麺の評価の半分は決定です。
ホントにおいしい麺は、スープが無くても具材が無くても、麺だけでおいしいんですから。
それくらい、麺の評価は重要で、それにスープが絡みつくのがラーメンと言う食べ物。
適度なバランスで麺にスープが絡みつくかどうか。
スープがおいしいのはもちろんですが、スープは脇役なので麺のおいしさを消さないようなバランス。
醤油ラーメン、味噌ラーメン、塩ラーメンなどをひとつの店がメニューとして揃えていることはよくありますが、どのラーメンでも同じ麺を使っている店が残念ながら少なくありません。
昔からある中華食堂に多いですね。
本来なら、醤油スープにはそれに合うベストな麺があるはずです。
それは味噌でも塩でも当てはまります。
3種類のスープがあるなら3種類の麺が存在するはずです。
しかし、現実にはコストとの兼ね合いで、そんなことは実現しにくいんですね。
食堂は基本的にはメニューの豊富さが売りですから。
あくまでも一品一品にベストな材料を選ぶことは困難です。
すると、ラーメンフリークのボクにしてみると、どうしても、ベストなラーメンを食べるなら、中華食堂へ行くよりも、ラーメン専門店に行った方がおいしいラーメンに遭遇する確率は高まるんですよね。
ラーメン店に行く理由がちゃんとあるわけです。
1日は24時間。
それは誰にも平等に与えられているので、その限られた時間で研究開発が必要です。
ラーメン専門店であっても、醤油、塩、味噌などのラインナップがある店は、一品あたりの研究時間やコストは分割されてしまいます。
どうしてもクオリティアップに不利なんですよね。
世の中の人気ラーメン店を見てください。
スープはほぼ1種類だけ、と言う店が多いです。
メニューの多彩さはあくまでも具材の違いであることが多いです。
例えば超人気のつけ麺店の六厘舎のメニューを見てください。
基本は1種類のみです。
それに、辛味をつける具材を入れるとか、エビ風味の具材を入れるなどでラインナップを増やしているだけです。
醤油とか味噌とか塩とか、そんな既存の枠組みでは無く、
「自社味」
とでも言う独自の味を作り出しています。
おいしいラーメン店、つけ麺店ほど、メニューのラインナップが少ない。
これこそがボクは人気の秘訣だと思っています。
話が長くなりました。
そんなボクがコンビニのラーメンに対して感じていた、絶望的な麺のクオリティの低さ。
味わいが薄く、コシが弱く、感動が無い。
でも仕方が無いんですよね。
ラーメン店なら、その場で最高の仕上げをして出すことができます。
麺も茹でたてを出すことができますし、スープの煮込み具合も、その日の天候や材料の質によって調整できます。
しかし、コンビニラーメンは出来合いです。
500円程度で、現場のコンディションも考慮できず、しかも電子レンジで温めるだけ。
当たり前ですが、絶対に、ラーメン店のクオリティを超えることはできません。
できるとしたら、コンビニ内で調理をして、その場でお客さんが食べる場合だけです。
まあ現実的では無いですよね、今のところ。
それを踏まえて、話題のファミリーマートのチルドラーメンを食べてみました。
醤油ラーメン
見た目は今までのチルドラーメンと同じ雰囲気。
5分ちょっと温めるとできあがりです。
ビジュアル的には「そそる」感じでは無いです。オーソドックスなコンビニラーメン。
実際に食べてみると、麺に関しては、今までのコンビニラーメンとほぼ同程度のレベル。
中太の角ばった麺で、味は薄く、コシもありません。やや柔らかめ。
スープはコンビニラーメンとしては味わいがあると思います。おいしく飲めます。
チャーシューはとろけるように柔らかく甘め。
モヤシはシャキシャキ感がゼロで、正直、クオリティは低いです。
メンマは特徴が無く、いたって普通。
ネギは小さく、食感も無く、ネギに欲しいピリピリ感は感じられません。
数あるコンビニラーメンの中では上の中と言ったところでしょうか。
あくまでもコンビニラーメンの中では上位です。
麺の絶望感はどうしようも無いですね。
一概には言えませんが、100点満点として、ラーメン店の麺が10点から90点の間だとすると、このチルドラーメンの麺は5点です。
豚骨ラーメン
同じファミリーマートの豚骨ラーメンも食べてみました。
さっきの醤油ラーメンとは明らかに異なる麺を使っていますね。高菜やキクラゲもきちんと使われています。
これまた、実際に食べてみると、麺が絶望的。
さっきの醤油ラーメンと違い、博多の豚骨ラーメンの細麺タイプ。
細麺なので、温めのムラの影響を受けやすいんでしょうか。固い部分と柔らかい部分がありました。
商品コンセプトとしては、バリカタ、だそうですが。
また、さっきの醤油ラーメンと違って、こちらは温め終わってから、麺の下のシートを引き抜くようになっています。
つまり、それまでは麺がスープに浸らないようになっているわけです。そこは細麺なので、伸びないための工夫がきちんとされているわけですね。
それでも、やはり麺のクオリティは今ひとつ。
スープも薄いですね。
豚骨スープと言うよりも、豚骨風味のスープです。まあコンビニラーメンとしてはがんばっていると思います。
高菜はおいしいです。
キクラゲは食感が弱く満足度は低いですね。
ネギも先ほど同様、ほとんど存在価値無しです。
チャーシューは同じタイプでしょうか。柔らかく甘い、ボク好みのチープなチャーシューです。
基本的にはボクは細麺よりも太麺が好きですが、今回に限っては、さっきの醤油ラーメンよりも、こちらの豚骨ラーメンの麺が好きですね。
他人の感想
と言うわけで、ファミリーマートの話題のチルドラーメン。
手軽で安いと言う、コンビニならではの特徴を持っています。
が、満足度に関してはラーメン店の足元にも及びません。
ただし、それはあくまでも相対的なモノ。
コンビニでラーメンを買いたいな、と思ったら、今後も買うかもしれません。
最後に。
食べ物の感想は個人的なことなので、ボクの今回の感想はみなさんにはまったく当てはまりません。
詳しくはこちらの記事を読んでください。