写真お断り
ボクの趣味のひとつがラーメン食べ歩き。
10年近く前ですかねえ。
とあるラーメン屋さんで、いつもどおり注文して、ラーメンが出てきて、いつもどおりスマートフォンで撮影しようとしたら、
「当店は撮影禁止です。」
と言われました。
まあ、その店がそのルールなら当然、従います。
スマートフォンなんてまだまだ普及していない時代。
その頃から、ボクはせっせと、Evernoteにラーメンの写真を保存していたんですよ。
今や、ボクのEvernoteに保存された、ラーメン店は、延べ1000店を超えます。
最近は昔ほど丁寧には書いていないですけどね。
写真が当たり前
今週、とあるラーメン屋さんでラーメンを食べていたら、隣の人が、出てきたラーメンの写真を一眼レフカメラで何枚も何枚も撮っているんです。たぶん、100枚近く。
なかなか食べずに、とにかく撮りまくり。
ボクなんかは、何となく店で写真を撮るのは気恥ずかしいので、でもラーメンの写真は趣味なので、シャッター音が鳴らないアプリを使っていますが。
まあ、とにかく、時代は変わったなあ、と。
10年前はSNSなんてモノが流行るなんて思ってなかったですし、店の人も写真を撮るのは単なる趣向だと思っていたはずです。
ボクのように、個人データベースとして保存するのは少数。
しかし今は、SNSにアップロードするのが目的。
ラーメン(だけでは無く他の料理も)にデッカいカメラを向けるのも珍しくなくなりました。
もちろん、もっと多いのがスマホ撮影。
ラーメン屋さんなんて、ほとんどの人がスマホで撮影している気がします。
店にとっても、写真を撮ってもらってSNSで拡散してもらえば、タダで宣伝になりますしね。
むしろ撮影歓迎の店が増えました。
拡散されやすいラーメンは、見た目のキレイなラーメン。
では、見た目ばかりで味は良くなければ意味は無いのか。
ところが、ボクの経験で言いますが、見た目の良いラーメンはおいしいことが多いんですよ。
見た目をていねいに作る店は、味にも凝っている確率が高いってことでしょうかね。
なので、トータルで、見た目の良いラーメンは人気を呼びやすい。
逆に言えば、おいしいラーメンを丁寧に作れば、ビジュアルも美しくなり、SNS受けするので、人気につながりやすい。
ボクのようなラーメン好きには実に良い時代ですよ、ホント。
「らーめん一郎」 特製醤油らーめん @銀座