スリープの設定
Macの環境設定の省エネルギーを見ていると、ディスプレイをオフにするまでの時間を設定するスライダーがあります。
これを動かすコトでスリープまでの時間を決めます。
右端に持ってくると、スリープしない設定になります。
通常は、スリープの設定は、一回設定すれば、そんなに何回も変更するコトは無いと思います。
ボクはスリープまでの時間は2分に設定しています。
これまで、特にそれで問題は無かったんですが、ネット上では、Macのスリープを禁止するアプリを見るコトがありました。
有名なのは、Caffeineと言うアプリですが、Mac App Storeから消えたようです。
そこで別のスリープ禁止アプリを見つけて、試しにインストールしてみました
こちらです。
アンフェタミンと読みます。
スリープの設定なんて、そんなにひんぱんに変更する必要も無いし、スリープをわざわざ禁止するコトも必要無いと思うのに、なぜこんなアプリがあるのか。
それは試すまではわかりませんでした。
Amphetamine
このアプリは画面上部のメニューバーに常駐し、アイコンをクリックするたびに、スリープ禁止とスリープ許可を切り替えるようになっています。
インストールすると、初期状態では、右クリックで切り替えるような設定になっているんですが、Macの場合、右クリックは2本指、左クリックは1本指、と言うコトで左クリックの方がラクなので、ボクは、この画面で左クリックに設定を変えました。
また、初期状態では、アイコンの形がPill、つまりクスリの形をしていますが、これもわかりにくいので、コーヒーカップのアイコンに変えました。
これで、メニューバーのコーヒーカップのアイコンを左クリックするたびに、状態が切り替わります。
これらの設定は、Preference(アイコンを右クリック)から行えます。
次の図が、スリープ禁止の状態。
モノクロのアイコンなのでわかりにくいですが、コーヒーがある状態なので眠らないと言うコトですね。
一方、こちらはスリープ許可の状態。
コーヒーが無いので眠れると言うコトです。
最初はどちらがコーヒーがある状態なのかがわかりにくいですが、すぐに慣れます。
問題は、なぜ、このアプリが必要なのか。
ボクはすぐに実感しました。
例えば、動画を見ているときにはスリープは回避されるんですが、音楽を聞いているときにはスリープが発動してしまいます。
ボクはAmazon MusicアプリやSpotifyアプリで音楽を流しているコトが多いです。
この場合、音楽が流れながらスリープ状態になってしまうんですよね。
もちろん、スリープになって良いコトもあるんですが、歌詞などが画面に表示されていれば、スリープして欲しくありません。
そのときに、いちいち環境設定から省エネルギーを開いてスリープの設定を切り替えるのは面倒です。
ボクは、Amphetamineをインストールするまでは、スリープの設定に触れるコトは無かったんですが、インストールしてからは積極的にスリープの禁止、許可の切り替えを行うようになりました。
需要があるからインストールしたのでは無く、インストールしたコトで需要が生まれたパターンです。
まるで、スティーブ・ジョブズですよね。
人々は、何が欲しいかを自分ではわからないから、こちらから示す。
Amphetamineはまさにそんなアプリでした。
ボクのMacに今後、常駐するコトになりそうです。
他にも様々な機能がありますが、説明しきれないので、基本的な機能だけを書きました。