非天マザー by B-CHAN

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レジ袋有料化でコンビニはどれだけ売上を増やせるか。

レジ袋有料化

 

 

みなさん、7月1日からコンビニ大手3社(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン)は、レジ袋を有料化します。

1枚3円だそうです。

 

経済産業省による概要はこちら。

 

www.meti.go.jp

 

 

コンビニの収益に貢献

 

 

このニュースを聞いて、ボクの頭の中に真っ先に浮かんだのは、コンビニの収益への貢献です。

ここに、コンビニの1日あたりの来客数の数値が載っています。

 

www.businessinsider.jp

 

ファミリーマートは879人、ローソンは773人ですね。

セブンイレブンは非公開ですね。

記事にもあるように、客数もしくは客単価は他社より高いのは容易に想像がつきます。

ここでは仮にファミリーマートの少し上として、900人にしておきましょう。

それ以上はわからないので。

すると、1日の来客数は、

 

  • セブンイレブンが900人。
  • ファミリーマートが879人。
  • ローソンが773人。

 

コンビニでの買い物を思い浮かべればわかると思いますが、たいていはレジ袋が1枚から2枚までですよね。

これも、そこから推定するしか無いので、とりあえず、間をとって、平均1.5枚としておきます。

すると1日で使われるレジ袋の数は客数との掛け算なので、

 

  • セブンイレブンが1,350枚。
  • ファミリーマートが1,319枚。
  • ローソンが1,160枚。

 

これらの数値に3円を掛け、さらに365倍すれば、レジ袋の1年間の売上になります。

 

  • セブンイレブンが1,489,200円。
  • ファミリーマートが1,444,305円。
  • ローソンが1,270,200円。

 

これがコンビニの1店舗あたりの1年間の売上増加額です。

 

コンビニの店舗数は、ここにあります。

 

www.garbagenews.net

 

 

  • セブンイレブンが20,894店。
  • ファミリーマートが16,610店。
  • ローソンが14,454店。

 

これらと、さっきの1店舗あたりの1年間の売上増加額を掛け算します。

結果は、

 

  • セブンイレブンが311,115,344,800円。
  • ファミリーマートが23,989,906,050円。
  • ローソンが18,359,470,800円。

 

これが単純なコンビニの増収額です。

 

では、どれくらいの人がレジ袋の代わりにマイバッグを持参するようになるでしょうか。

これも予測するしかありません。

人が1日に3回コンビニに行くとして、平均で1.5袋もらうとすれば、レジ袋の負担は、それに3円を掛ければ良いので、

 

  • 13.5円

 

ですね。

お客さんの負担は1日に13.5円増加するわけです。

1日に13.5円の負担が増えるのを避けるためにマイバッグ持参に切り替える人は、ボクはそんなに多く無いと思うんですよね。

マイバッグって、持ち歩くだけで負担です。

営業の仕事が仕事先にマイバッグを持ち歩くのは面倒ですし、そう言う人でもコンビニは使うでしょうし。

たぶん、7月1日からレジ袋をやめてマイバッグに切り替える人は多くても半分もいないと予想します。

ざっくりと言えば、3割もいれば良い方じゃないかと思います。

あくまでも、そう言う根拠での予想なので、もちろんハズレるかも知れません。

3割の人がレジ袋をやめてマイバッグに切り替えるとして、残りの7割はレジ袋を継続するとします。

それを上記のレジ袋売上額に掛け算すると、

 

  • セブンイレブンが21,7780,741,360円。
  • ファミリーマートが16,792,934,235円。
  • ローソンが12,851,629,560円。

 

ざっくり言うと、

 

 

  • セブンイレブンが2,200万円。
  • ファミリーマートが1,700万円。
  • ローソンが1,300万円。

 

ここで言えるのは、コンビニ各社は従来からレジ袋を作って無料で渡していたので、有料化したからと言ってコストが増えるわけではありません。

コストは従来通りで、売上が単純に増えるので、増収額はほぼすべて利益になるコトはカンタンにわかりますよね。

 

要するに、レジ袋を有料化するだけで、大手コンビニ3社は、これだけ儲けが増えると言うコトです。

もしかしたら、レジ袋が有料化したらコンビニなんて行かない!と言う人もまれにいるかも知れませんが、ほとんどの人は1日に13.5円の負担は気にせず、今までどおりコンビニを使うと思います。

 

以上を読んで、

 

コンビニは今までどおりのコトをするだけなのに自動的に1,000万円も2,000万円も儲けるのか、けしからん!

 

なんて言う人がいるかも知れませんね。

ボクは全くそう思いません。

企業の儲けが増えるコトは景気に貢献しますし、従業員の労働環境の向上にもつながります。

レジ袋におカネを払いたくないお客さんにはマイバッグと言う選択肢もありますし、ある程度は環境にも貢献します。

 

大衆にありがちな、他人が儲けるコトへの嫉妬。

それはもはや、醜いと言わざるを得ません。

他人の幸福を素直に喜ぶコトで、巡り巡って、社会全体にも返って来るんですよ。

 

と言うか、他人が幸せになるコトを憎むような人とお付き合いしたいと思いますか?

ボクなら友達にはならないですね。

目先のコトよりも、全体のコトを「自分の頭で」考えられるようになるコトをオススメします。

 

上記のボクの予想はもちろん予想なのでハズレるかも知れませんが、デタラメな数値では無く、一応、予想の根拠は書きました。

これが考えると言うコトだと思いませんか。

 

従来と同じ仕事なのに儲けが増える。

まさに労働生産性の向上ですよ。

 

そんなわけで、今後の日本に必要なコトは何かを過去の記事で振り返ってみてください。

 

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