フロッピーディスク内のデータ
先日、フロッピーディスク(FD)内のデータを取り出す方法について書きました。
ボク自身がFDドライブを買って取り出すコトも考えましたが、とりあえず今回は、業者に依頼するコトにしました。
あっけない作業
都内で検索すると、いくつか業者が見つかりますが、現在のボクは練馬区在住なので、池袋の業者に持って行くコトにしました。
池袋駅のすぐそば。
区役所の真横と言って良い立地。
1枚のFDを持って依頼しました。
通常は1週間程度で600円。
お急ぎなら20分程度で1020円。
一瞬迷いましたが、1週間後にまた来ると往復の電車賃で400円ほどかかるため、お急ぎにしました。
待つコト3分ほどでした。
データの読み出しは成功し、CD-Rに収めて手渡されました。
帰宅して、ファイルを閲覧しました。
JPG画像が3枚。
他にウェブページを構成すると思われるファイルが数点。
ファイルのタイムスタンプを見ると、2001年5月14日。
21年前に富士サファリパークに行って記念写真を撮ってもらい、それをフロッピーディスクで受け取れるサービスがあったんでしょう。
ボクの知人の写真ですが、本人も20年くらい見ていない写真です。
デジタルの時代になって、データを閲覧する方法を確保すると言う問題が発生しました。
いくらFDをコンレクションしても、読み取る機器が無ければ無用の長物。
それは、CDでもDVDでもブルーレイディスクでも同じです。
幸い、ブルーレイディスクドライブでDVDもCDも読み取れるので、結果としてCDの寿命は伸びましたが、FDに関しては、互換規格は生まれませんでした。
もしかしたら、やがてCDを読む機械も製造されなくなるかも知れません。
写真のように、二度と手に入らないデータは、長期保存と閲覧と言う2つの観点から、複数の異なるメディアに保存しておくのが良いのかも知れません。
それでも、1000年後の未来の人たちが、今のボクたちの文化文明を読み取れるかどうかは疑問です。
ダイレクトに紙に書いたり壁画として残すのとは違いますからね。
人間の目によって直視できないと言う意味で。