プロ野球人気の増減とプロ野球人気の高低はまったく別の話
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
久しぶりにプロ野球の話題を。と言っても論理的思考の話なのでプロ野球に興味が無い人も読んでください。
プロ野球人気が落ちてます。
こう書くと、
「Jリーグはガラガラだ!」
「プロ野球は週に6試合やって毎回数万人を集める。こんなスポーツは他に無い!」
と言うプロ野球ファンがいます。
はい。賢いあなたは、このやり取りの間違いに気付きましたね。
そうです。
プロ野球の人気の「増減」の話なのに、プロ野球の人気の「高低」の話にすり替えてしまってるのです。
厳密に言うと、そういう人たちは意図的にすり替えているのではなく、すり替わっていることに気付いてないんですね。
わかりやすい別の例で言います。
算数のテストを3回行いました。
A君は、1回めが98点、2回めが95点、3回めが90点を獲りました。
ちなみにクラスの平均点は、1回めが45点、2回めが40点、3回めが48点でした。
ここでボクが、
「A君のテストの点数は下がっています。」
と言うと、A君は、
「クラスの平均よりずっと高いよ!」
と反論しましたが、全然反論になっていません。
なぜならボクはA君の点数が高いか低いかの話はまったくしてないからです。
点数が上がったか下がったかの話をしているだけです。
以前のA君と比べて今のA君の点数が下がった、つまりA君の新旧比較をしているだけです。
なのにA君はまったく本質の異なる反論をしました。
当然、反論にはなりません。
プロ野球の話も同じです。
プロ野球の人気が上がったか下がったかの話をしているんです。
つまり以前のプロ野球と今のプロ野球の比較をしているわけです。
なのに、プロ野球は他のスポーツと比べて人気があるという反論をしてしまう人がいます。
なぜでしょうか。
論理的思考ができないからです。
与えられた問題に対して、論理的に対応できず、まったく関係の無い答えを返してしまう。
これはあまり良くないことですよね。
仕事で課題を与えられても、まったく的外れな作業をしてしまったり、顧客から質問されても、関係の無い解答をしてしまったり。
結果として、評価を下げてしまいます。
論理的思考をすることは、お客さんの満足度を上げたり、人の役に立ったり、物事を正しく考えられるので正しい判断ができたり、メリットが多いです。
論理的思考ができないと、間違った判断や間違った選択をしてしまい、その結果、大損したり、場合によっては命に関わることもあります。
というわけで、今回の記事は、プロ野球とは実は関係の無い趣旨だったことに気付いたでしょうか?
統計値における「増減」と「高低」の違いを混同しないように、が趣旨です。
ボクはプロ野球もサッカーもバレーもボウリングも何でも好きなので、どのスポーツももっともっと人気が高まればいいな〜と思って暮らしています。
論理的思考については、過去の記事も見て下さいね。
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