非天マザー by B-CHAN

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1000坪の土地を捨てるかどうか思考中

1000坪の土地

 

 

ボクは、1000坪の土地の地主です。

ただ、その土地って、おそらく価値が無いんです。

昭和時代に、原野商法が流行って、ボクの両親も原野を買ってしまいました。

 

ja.wikipedia.org

 

 

すべて北海道の土地。

ボクの両親は関西在住であり、当該の土地を一度も見に行ったコトがありません。

それを相続人であるボクが引き取ったわけです。

 

 

土地を持つリスク

 

 

1000坪もの土地を持っているなんてうらやましい、と思うのは、その土地に価値がある場合のみです。

住めそうも無い不便な場所の土地ですが、所有者である以上、管理義務があります。

例えば、その土地が崩れて他人がケガをしたら、所有者には賠償責任が生じるのです。

つまり、メリットは無いのに、デメリットが生じてしまっています。

遠く離れた北海道の土地のコトが心配なのです。

 

長年、それを解消する方法はありませんでした。

何せ、売るにも売れないですし、所有権を放棄する方法も無かったので。

 

しかし、来年、いよいよ解決策がスタートします。

相続土地国庫帰属制度が4月から始まるのです。

くわしくは法務省のページに書かれています。

 

www.moj.go.jp

 

 

まさに、ボクのように、不要かつリスクのある土地を手放したい人が活用すべき制度です。

何せ、国が引き取ってくれるんですから。

 

ボクの当該の土地は、北海道のリゾート地に近接しています。

なので、この先、リゾート開発に引っかかるようであれば、価値が生じる可能性があります。

例えば、地権者として、土地の利用者から地代を得るような可能性も考えられます。

そのためには、詳細な調査が必要です。

メリットが生じる土地であれば、みすみす手放すのはもったいないですし、逆に、デメリットしか見込めないのであれば、早々に手放す方が得策です。

 

現時点では、相続土地国庫帰属制度と言う逃げ道が登場したコトで、保有と放棄の選択肢ができました。

これは大きな前身です。

これから、じっくりと調査、検証したいと思います。

 

全国に膨大な数が存在する原野商法被害者の相続人のみなさん。

相続土地国庫帰属制度を考慮に入れてみてください。