事故の意味
不動産業では事故物件の告知が義務付けられています。
不動産で言う事故とは、人の死に関わるコトですね。
ボクは個人的には、霊の存在を信じてしまうと、つじつまが合わないコトだらけなので、信じていません。
実際、もし、日本の裁判所で、この事件は霊の仕業である、なんて判決が出たら大問題でしょう。
あくまでも霊はオカルトの話であり、昔の人が作り出した想像上のモノなので、存在しませんが、存在しないコトの証明は「悪魔の証明」なので不可能です。
あと、個人が何を信じるかは自由なので、存在しないモノを信じるのも自由です。
ボクはさっきも書いたように、霊が存在すると考えると、世の中では矛盾がいろいろ生じるので、存在しないコトはわかるんですが、そのコトで誰かと争うつもりもありません。
人の死
事故物件って、あいまいなんですよね。
例えば、この家で、50年前に人が亡くなりました、なんて問題になりますか?
人間の致死率は100%です。
人類誕生以来、脈々と数え切れない数の人が亡くなってきたわけですよね。
日本も、今の人口がおよそ1億2500万人。
毎年、人口の1%が亡くなります。
つまり、年に100万人以上。
日本の100万箇所で人が亡くなっているわけです。
10年であれば、日本の1000万箇所。
もはや、人が亡くなっていない場所を探す方が難しそうです。
100年、200年の歴史の中で、それこそ数千万人から1億人以上の人が、日本中で亡くなっています。
ボクがいま住んでいる建物は事故物件ではありませんが、でも、わかりませんよね。
昔の合戦で、この場所で何百人もの人が亡くなったかも知れない。
あなたの家もそうです。
そう考えると、家も街も道も、そこら中が人間の死に場所なんですよね。
だからよく、ここで人が亡くなった霊的な場所、なんて表現がありますが、やはりつじつまが合わなくなるんですよね。
と言うわけで個人的には霊は何ら信じません。
もちろん法律は守るので、事故物件は告知しますが。