若くしてリタイア
久しぶりに不動産投資ネタ。
あ、ボクは元銀行員であり、不動産ファンド経験者でもあり、今は不動産管理会社にいます。
ボク自身は不動産投資をしていません。
ボクは持ち家では無く賃貸派です。
いずれも、メリットがあるからそれを選んでいます。
さて、不動産投資。
不動産投資をする人には大きく分けて2パターンあります。
- 仕方なくする人
- 能動的にする人
まず前者。
相続対策です。
何もしないまま親が亡くなってしまうと莫大な相続税を持って行かれるのがわかっている人。
そんな人は相続税対策をします。
そのひとつが不動産投資です。
数ある相続税対策の中でも効果が大きいんですね。
やり方を書くと本を書けてしまうので、ここでは書きません。
このブログの中に書いて来たかも。
今回は後者の話です。能動的に不動産投資をする人ですね。
サラリーマンとして給料をもらって生きていても、定年退職まで自由になれません。
そこからの離脱を目指して不動産投資に走るんですね。
まあそりゃ、給料以外に不動産収入があれば、サラリーマンとしてはそんなチカラを入れる必要は無くなりますし、不動産収入が大きくなれば、もはや会社に勤める必要はありませんからね。
年金代わり
しかし、不動産投資にはそれなりに知識が必要です。
相場の知識、金利の知識、経費の知識、税金の知識など。
例えば、最近、不動産投資のお誘いをする会社がいくつかあります。
ターゲットはサラリーマンです。
サラリーマンをターゲットとしているので、若くしてリタイアするのをオススメするのかと思いきや、実はそうではありません。
むしろ逆。
銀行からローンを借りて不動産投資を始めると、毎月のように不動産収入が得られると共に、毎月のように借り入れ返済が発生します。
そして、諸々の計算をすると赤字だったりします。
その赤字をサラリーマンとしての給料で補填するわけですね。
そして数十年後にローンの返済が終わります。
そこからは家賃収入から諸経費や税金を引いてもプラスになります。
しかしすでに高年齢。
つまり、不動産収入は年金代わりなんですね。
決して若くしてリタイアすることはできません。
むしろ、赤字を補填するために絶対にサラリーマンは辞められないのです。
不動産投資すべてがそうではありません。
どんなタイプの物件に投資するかで大きく変わります。
いわゆる年金型は、ワンルームマンション投資に多いです。
規模が小さいのでサラリーマンでもやりやすいんですが、計算すると、若い間はほぼ赤字。
なので、ワンルームマンション投資ではまず、若い間のリタイアはできないと考えた方が良いでしょう。
自分が何を目的に投資するのか。
物件の特性はどう言ったモノか。
よく勉強してから始めましょう、不動産投資。
実はかなり勉強が必要な分野ですよ。