宅建
ボクは不動産屋さんなので宅建資格を持っていますが、実は宅建資格を全員が持つ必要はありません。
不動産取引事業者は1店舗につき、5人に1人以上の宅建士を置けば合法です。
つまり、5人の店舗なら、残りの4人は宅建試験に合格してないくても良いわけです。
とは言え、業界で生きる上で、宅建資格を持たないままでいて有利になるコトはありません。
ボクもいくつかの会社を渡り歩いていますが、まともな業者なら合格を義務付けられます。
それでも、毎年、合格率はせいぜい10%くらいなんですよね。
10人受けて1人しか受かりません。
受験者の中には不動産業界以外の人もいるので、合格率がある程度低いのは仕方が無いんですが、それでも10人中9人が落ちると言う試験に受かるには才能が必要なのでしょうか。
カンタン合格法
ボクがこのブログでよく書いているのは、世の中には能力が必要なコトと不要なコトがあります。
今までに何度も書きましたが、ボクがウサイン・ボルトの10倍練習しても、ウサイン・ボルトより速く走れるようにはなりません。
それは努力以外の才能の違いです。
しかし、幸いなコトに宅建には才能は不要なんです。
実は、宅建合格に必要な勉強時間は300時間と言われています。
計算してみましょう。
試験は10月。
来月は4月。
6ヶ月ありますよね。
6ヶ月で300時間。
1ヶ月で50時間。
ざっくりと平日が1ヶ月に21日あるとして平日には1.3時間つまり1時間18分。
休日が1ヶ月に9日あるとして休日に2時間30分。
平日の勉強時間はトータルで27.3時間。
休日は勉強時間はトータルで22.5時間。
これで1ヶ月の合計は、ほぼ50時間ですね。
これを6ヶ月間、1日も休まずに続けるんです。
才能では無く行動です。
ただ、勘違いしないでくださいね。
300時間勉強すれば合格すると言う話では無く、300時間勉強しないと合格しないと言う話です。
つまり、6ヶ月間に1日でもサボればアウトです。
6ヶ月間、上記のスケジュールを1日も欠かさずに実行して初めてスタートラインに立ったわけです。
普通はそれで合格ですが、上乗せすればするほど、合格可能性は上がります。
ところが、多くの人はこれをやらないんですよね。
6ヶ月間、1日も欠かさずに上記の勉強をする。
才能なんて不要で、行動するだけで合格するのに、行動しない人が9割。
だから、合格率が10%、と言うわけです。
もし、今年の10月に宅建を受けようと思っている人は、やってみてください。
6ヶ月連続で1日も休まずに勉強してスタートラインに立って、さらに上乗せを。
1日でも休んで不合格だったのなら、それは才能では無く、単なる努力不足です。
ちなみに平日に1時間18分も勉強時間が無いと言う人が多いんですが、ボクが宅建を受けた年は、朝の7時に出社していました。
朝の誰もいない会社で1時間ほど勉強していました。
あとは往復の通勤電車と昼休みにランチを食べながら。
仕事は思いっきり忙しくて午前様になるコトがほとんどでしたが、朝の会社での1時間と昼休みと朝の通勤電車を足せば、2時間くらいにはなります。
そりゃ、合格しますよね。
才能不要で行動だけで合格できるのに、それをやらずに不合格になって受験料を捨ててしまう人が多いのは、もったいない話です。