受験
10月15日は宅地建物取引士の試験日でした。
ボクの勤務先も不動産会社なので、大いに関連があります。
その名のとおり、宅地や建物を取引きする際に必要とされる資格です。
建築業には必要ありません。
法律的にはひとつの事務所ごとに5人に1人以上の宅地建物取引士を置く必要があります。
もし、街の不動産屋さんの店舗に従業員が8人いるのに宅地建物取引士が1人しかいなかったら違法なので、さっさと役所にチクってあげましょう。
宅建って国家資格の中では、たぶんもっとも難易度が低いモノのひとつで、合格率はだいたい毎年10%くらいですね。
人気は非常に高く受験人数が多いので、毎年、たくさんの合格者が出ます。
長年の歴史もあるため、すでに日本中にかなりの数の宅地建物取引士が存在します。
数十万人?数百万人?
詳しくはわかりませんが、とにかくそこらじゅうにいます。
公認会計士とか不動産鑑定士とか弁護士のような難関国家資格とは対照的ですね。
それでも、合格しない人は合格しないのが宅建。
そこはもう、本人の能力ではなく、努力の問題です。
難関資格なら、それなりにセンスも問われるところですが、宅建は難関資格では無いので、勉強したら誰でも合格します。
なのに10%しか合格しないのは、90%の人たちが、ろくに勉強せずに受験するからです。
合格
ボクの周りにも10年以上受け続けているのに、いまだに合格しない人が何人もいます。
完全に努力不足ですね。
これを読んでいる、今日、受験してきた人ももしかしたらいるかもしれませんね。
すでに自己採点を終えて、合格か不合格かは判明しているでしょう。
不合格だったあなた。
勉強不足です。
宅建って、合格に必要な勉強時間は300時間だと言われています。
もちろん、10年間で合計300時間ではダメで、直前の300時間が必要です。
例えば、1日に3時間勉強したとしましょう。すると100日間必要ですね。
つまり3ヶ月と10日。
試験日の3ヶ月と10日前から、1日も欠かさず、毎日必ず最低でも3時間勉強する。
1日も休んではダメです。
とにかく100日間連続で最低でも3時間。
それでやっと300時間に到達するので、そこがスタートラインです。
1日休んだ人は297時間しか無いので、合格しません。
最低でも3時間を100日連続、それにどれだけ上乗せできるかが勝負です。
サラリーマンなら、朝の通勤電車で1時間、帰りの帰宅電車で1時間、昼休みに1時間、これで1日3時間を確保できますね。
帰宅後にもテレビを見なければさらに時間は確保できるはず。
どんなに残業が多い人でも、行き帰りは電車に乗りますしランチは食べますよね。
だから3時間の勉強時間は確保できるでしょう。
不合格だった人は、ホントに100日間連続で1日も欠かさずに3時間ずつ勉強したかどうかを振り返りましょう。
ね、してないでしょ?
落ちて当然。
以前から、このブログで何度も書いていますが、失敗の大半は本人の責任です。
努力不足です。
それなのに、頭の悪さのせいにして自己弁護する。
考えてみてください。
自己弁護なんてしても誰も助けてくれませんよ。
頭が悪いのがかわいそうだから合格にしてあげる、なんてならないですよね。
成長する人、成功する人は、自分の責任を認識します。
だから、成功するわけです。努力しますから。
一方、自分のせいでは無いんだと言う人は、自己を改善しないので、いつまでたってもそのまま。
結局、成功せず、自分に跳ね返ってくるだけです。
あなたはどっちのタイプでしょうか。