宅地建物取引士資格試験
気が付けば、今年も宅建試験のシーズンですね。
10月18日が試験日。
明後日です。
ボクは大昔に受験して合格済みです。
まだ、宅地建物取引主任者と呼ばれていた時代ですね。
今は、宅地建物取引士なので、士業を名乗れます。
合格率は15%前後ですね。
数ある国家試験の中で、マークシートだけで受験できるコトと、潰しが効く資格なので、受験者数が非常に多いですね。
毎年、合格者が3万人以上も誕生するわけですから。
考え方を学ぶ
試験なので、知識を問う問題と思考力を問う問題が出題されます。
毎度のコトですが、ボクは、世の中を生き抜くには、思考力が大切だと考えます。
知識は調べれば誰でもわかる、つまり、頭の良さは関係無いですからね。
東京タワーの色は赤い、と知っていても、頭が良いなあ、とはならないわけです。
ボクが好きな事例が、ダマされた人と脅された人の問題。
AさんがBさんにダマされて不動産を善意(事情を知らない)のCさんに売ってしまいました。
さて、Aさんは、Cさんから不動産を取り戻せるでしょうか。
正解は、取り戻せない、ですね。
Aさんは気の毒ですが、ダマされたコトに多少の落ち度はあるので、Cさんには勝てないわけです。
では、次の問題。
AさんがBさんに脅されて不動産を善意のCさんに売ってしまいました。
さて、Aさんは、Cさんから不動産を取り戻せるでしょうか。
正解は、取り戻せる、ですね。
こちらの場合、Aさんに落ち度は無いからです。
これらを暗記しても、応用が利きません。
なぜ、そうなるのかと言う理由を考えられるコトが大事なんですね。
これらの問題は、民法と言う分野での出題ですが、毎年、民法を苦手とする人は多いんですよね。
他の分野は暗記が多いので、覚えれば解けます。
ボクは逆に、民法が得意で、他の分野が苦手でした。
民法は理由を考えれば解けますが、暗記分野は知らなければ絶対に解けないからです。
東京タワーを見たコトも聞いたコトも無い人が、東京タワーの色を訊ねられても、絶対にわかりません。
考えて出す答えでもありません。
まぐれで当てるしか無いのです。
そんなわけで、暗記問題は、あと2日で覚えられる量に限界があるでしょうけど、考える問題は知識が無くても解けます。
残りの勉強時間に思考力をトレーニングしてみてはいかがでしょうか。