アクセス数を増やしたい
ブログをやっているほとんどの人は、アクセス数(ページビュー)が増えるのを望んでいますよね。
そりゃ、少ないより多いに越したことは無い。
で、アクセス数の面で見れば、ブログと言うのは実に厳しい世界です。
なぜなら、人口と時間は限られているからです。
わかりやすく言うと、ブログの数が300万あるとして日本の人口が1億2千万人。
仮に日本人全員がブログを見るとしても、同時には40人ですよ。
実際には人気ブログが多くの読者を取ってしまうので、ほとんどのブログはアクセス数が限りなくゼロに近いんです。
そのアクセス数を決める大きな原因が、Googleと言う検索エンジンによる順位です。
検索で1位に登場するブログはたくさんの人に読まれますし、下の順位のブログはアクセス数がほとんど無いはずです。
ただし、たまに検索エンジンによらずにアクセス数を集められることがあります。
例えば、Yahoo!ニュースやグノシーのような著名なニュースサイトに掲載されると、Googleとは無関係にアクセス数が一気に上がります。
こう言うのを今風の言葉で言えば、
バズる
と言います。
ボクのこのブログはここ最近は1日に1万ほどのアクセス数をキープしています。
減りもしませんが増えもしません。ボク的にはちょっともどかしいところですが、これは安定して検索の順位を維持していることによります。
でも、たまに、バズることがあります。
バズり方にもよりますが、大きなバズだと、1日に数万単位でアクセス数が集まることがあります。
ただし、バズの特徴は、一気に増えて、すぐに収束すること。
ものすごくたくさんのアクセスを集めても、それは一時的であり、あっという間に元に戻ってしまいます。
だから、バズによってアクセス数を稼ぎ続けたいのなら、バズ記事を連発する必要があります。
それにはかなりの才能が必要ですし、才能があっても連発できるとも限りません。
そう言う意味では、やはり検索エンジンでの順位の方が重要なんですよね。
検索エンジンでのアクセス数は急激には増えませんが急激に減ることもあまりありません。
ブログで安定して収益を得たい人には重要なポイントです。
この場合の収益は、月給のようなモノです。毎月それなりに安定しますから。
逆に、バズ記事で瞬時にアクセス数が増えると、収益も一時的に高騰します。
これは、ボーナスですね。
ブログ運営を経営だとするなら、安定した収益(月給)と突発的な収益(ボーナス)の両方を目指したいところです。
ボク今のところ、それに成功していると思います。
少なくとも、ブログの安定した収益によって家賃や光熱費、食費を賄っていますし、たまに得るボーナスで、その他の消費や投資を行っています。
問題点は、もっと高いレベルで収益を安定させる必要があると言うことです。
ボクの当面の目標は月間のアクセス数(ページビュー)が100万です。
今が1日で1万なので、3倍ほど必要なんですね。
単純計算では、アクセス数が3倍になれば収益も3倍になります。
そうすれば、いろんな面で余裕が出てきます。
ところで、アクセス数が3倍になれば収益も3倍になるのは理論的な話。
みなさんはブログの1日のアクセス数で、今までに最高でどれくらいを経験したことがありますか?
ボクのこのブログの過去最高は、1日で33万と言うアクセス数です。
忘れもしない、2014年9月15日。
日本時間9月10日の午前2時からAppleのイベントがあり、iPhone 6が発表されました。
その記事を書いたんです。
これですね。
書いたときは平凡な記事でした。
はてなブックマークの数もたいしたことはありません。
しかしそれが9月15日にYahoo!ニュースで引用されたんです。
するとアクセス数は一気に爆発。
9月15日だけでアクセス数は33万以上。
翌9月16日も28万以上。
しかし、その翌日の9月17日にはアクセス数は3万に減りました。
まさにバズ。
そして、このバズは完全にまぐれです。
まぐれなのに、ボクの手元には驚くべき収益が転がり込みました。
まさに今までの人生で1日で稼いだ最高額です。
Googleの目があるので、具体的金額は書けませんが、かなりしばらく食っていける金額です。
マーケティング
ひとつ言えるのは、アクセス数が10倍になったからといって収益も10倍になったのでは無いということです。
実際の収益はその日は100倍くらいになりました。
つまり、普段の検索エンジン経由の読者とはまったく異なる読者層が、まったく異なる行動つまり広告クリックをしたということです。
バズ記事ってのはこう言うことなんですよね。
普段の愛読者、そして検索エンジン経由の読者とは違う読者が単発で見に来て、普段とは違う行動をする。
だから、もし、バズ記事連発を狙って収益を稼ごうと思うのなら、愛読者や検索エンジン経由の読者とは異なる戦略が必要です。
それは配置する広告の種類、数、レイアウトなど。
読者層がまったく異なるのに、そのどれにも受けようと思ってどっちつかずの戦略を採ると、結局、誰にも受けないことになりかねません。
経営戦略(マーケティング)で言うターゲティングとポジショニングは非常に重要なんです。
万人受けするために何でも揃えた飲食店を作ってしまい、特徴が無く、結局流行らなかったと言う話はよくあります。
大事なのは、どんな人に向けた飲食店なのか。
例えば若い女性がゆっくりくつろぐことを目的にやってくるカフェ。ハーブ系の食材や落ち着く家具、静かな環境などを提供します。
すると、家族連れや年配の男性と言う客層は捨てることになりますが、若い女性にヒットする、そんな感じですね。
ボクのこのブログはiPhoneの話題を中心にしつつも、実は雑記ブログです。
雑記ブログはどっちつかずですが、それでもボクは一定の読者層を想定しています。
それは学びたい人。
だから、これまでにもたくさんの学び記事を書いてきました。
逆に、捨てている読者層はヒマつぶしをしたい読者層。
学びたい人もヒマつぶしをしたい人もどちらもターゲットにすれば確かにマーケットは大きいですが、結局どっちつかずになって、どちらの読者層にも好かれないブログになります。
だからターゲットを絞りました。
もうひとつ、学びたい人をターゲットにした理由があります。
それはボク自身が学びたい人であり、実際、日々いろんなことを積極的に学んでいるからです。
つまり、自分が興味があって得意なことを記事にしているんです。
実はこれこそが毎日続けられる秘訣。
いくら世の中で流行っていても自分が興味も無ければ好きでも無いことは続きません。
iPhoneに関しては確かに日本では大人気の機種です。
でもボクはiPhoneが日本で人気だからこのブログを書いているんじゃないです。
自分が実際に使って好きだからです。
その操作性の良さを実感しているからです。
ここまで書いたことは、実は王道なんですよね。特殊なことはしていないです。
ブログを多くの人に読まれたいと言う話。
ブログで収益を得たいと言う話。
検索エンジンを重視していると言う話。
ターゲティングの話。
ポジショニングの話。
そして、自分が好きなことをしていると言う話。
最初に書いたように、ブログは、限られた人口と時間を取り合うシビアな世界です。
もし、ブログを運営していて、アクセス数(ページビュー)に悩んでいるのなら、ぜひ参考にしてみてください。
何もエラそうに言うつもりはありませんが、現実に毎月30万と言うアクセス数を実現しているブログなので、それより少ない人には多少は参考になると思います。
そしてボクは引き続き、もっと上を目指して創意工夫するのです。