非天マザー by B-CHAN

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昭和最後のプロ野球と平成最後のプロ野球を見比べて勝手に感想文を書いてみる。

昭和最後のプロ野球

 

 

昭和時代は、昭和64年つまり1989年の1月7日で終わりました。

昭和64年はわずか7日間しかなかったんです。

なので、昭和のプロ野球のペナントレースは昭和63年、1988年で実質的に終わりです。

 

当時はボクはまだ未成年で、関西に住んでいました。

大阪生まれでしたが、その後、奈良に引っ越して数年が経過していました。

 

1988年のプロ野球の構造をおさらいしてみましょう。

 

パ・リーグ

  • 近鉄バファローズ……大阪府藤井寺市
  • 南海ホークス……大阪府大阪市
  • 阪急ブレーブス……兵庫県西宮市
  • 日本ハムファイターズ……東京都文京区
  • 西武ライオンズ……埼玉県所沢市
  • ロッテオリオンズ……神奈川県川崎市

 

セ・リーグ

  • ヤクルトスワローズ……東京都新宿区
  • 読売ジャイアンツ……東京都文京区
  • 横浜大洋ホエールズ……神奈川県横浜市
  • 中日ドラゴンズ……愛知県名古屋市
  • 阪神タイガース……兵庫県西宮市
  • 広島東洋カープ……広島県広島市

 

パ・リーグは、関西に3球団、関東に3球団。

セ・リーグは、関東に3球団、愛知、兵庫、広島に各1球団ずつ。

 

こうやって見ると、パ・リーグって、集中していましたね。

当時は、インターネットも携帯電話も存在しなくて、メディアと言えばテレビ。

人気がセ・リーグに偏っていたので、視聴率のとれるセ・リーグ(特にジャイアンツ)の試合が大半で、それによって選手の知名度が上がり、ますますセ・リーグに人気が偏る、と言う、パ・リーグ関係者にとっては悪循環の時代でした。

なのに、地域集中。

関東には、セ・リーグが3球団もあり、特に都内に2球団もあるのに、日本ハムファイターズも都内。パ・リーグ唯一の都内の球団でしたが、セ・リーグ2球団の人気に敵わず、球場はガラガラ状態でした。

埼玉県所沢市の西武ライオンズは新しい球団でしたが、とにかく強かったので、パ・リーグの球団としては人気がありましたが、なにぶん、球場の立地が都心から離れていたので、集客には苦労していたと思います。むしろあの立地としてはよく集客していたな、と。

神奈川県川崎市のロッテオリオンズは東京都荒川区にあった東京スタジアムや宮城県仙台市の宮城球場などを転々として川崎球場にたどり着きました。

球場も古く、チームも弱く、集客には苦労していましたね。観客の数を目視で数えられると言われていたほどです。

 

一方、関西には、阪神タイガースと言う人気チームがあるにも関わらず、パ・リーグの球団が3つもありました。

これは、単に阪神タイガースとの競争だけで無く、パ・リーグ球団同士のファンの分散にもなってしまいました。

関西の野球ファンの多くがタイガースファンになり、残りをパ・リーグの3球団で奪い合う構図。

近鉄バファローズは藤井寺球場を本拠地としていました。

阪神タイガースが甲子園球場と言う非常に便利な立地なのに対し、藤井寺球場は、大阪府とは言え、ややローカルな立地でした。

準本拠地として、大阪市中央区の日本生命球場でも試合をしていましたが。

南海ホークスは大阪球場。これは、大阪のミナミのど真ん中。日本中のプロ野球の球場で最高に便利な立地でした。

東京で言えば、新宿駅の真ん前に球場があるイメージです。

実際、南海ホークスは大阪のど真ん中にある球団として、昔は阪神タイガースをしのぐほどの人気がありましたが、チームが弱くなったのと、マスコミのチカラには勝てず、やがて集客に苦労します。

大阪のど真ん中にある伝統球団の球場がガラガラ。

そして阪急ブレーブス。兵庫県の西宮球場でした。

阪神タイガースが同じ兵庫県西宮市の甲子園球場。

2つの球場は直線距離でわずか3kmほど。

西宮市は、パ・リーグとセ・リーグに1球団ずつ持つ、プロ野球の市でした。

しかし、観客動員数では阪神タイガースが圧勝。

ボクには理由がよくわからなかったんですよね。

阪神タイガースの創設が1935年。

阪急ブレーブスの創設が1936年。

読売ジャイアンツの創設が1934年なので、いずれも伝統球団なんですよね。

なのに、阪神タイガースは人気で、阪急ブレーブスは不人気。

やはり、当時のセ・リーグとパ・リーグの人気の格差は大きかったんですね。

リーグ優勝の回数も日本一の回数も阪急ブレーブスの方が多く、名球会クラスの選手も阪急ブレーブスの方が多いと思うんですが、強さと人気は関係無く、関西ではタイガースと言う雰囲気でした。

ボクは長いものには巻かれたくない性格なので、近鉄バファローズ、南海ホークス、阪急ブレーブスを応援していましたが。

特に当時は、ホントに大阪に本拠地を置いているのは阪神タイガースでは無く南海ホークスだとの思いから、南海ホークスを応援していたと思います。

 

 

平成最後のプロ野球

 

 

そこから平成時代。

ホントに色んなコトがありましたが、とりあえず平成最後のプロ野球の状況を書いてみます。

 

パ・リーグ

  • 北海道日本ハムファイターズ……北海道札幌市
  • 東北楽天ゴールデンイーグルス……宮城県仙台市
  • 埼玉西武ライオンズ……埼玉県所沢市
  • 千葉ロッテマリーンズ……千葉県千葉市
  • オリックスバファローズ……大阪府大阪市
  • 福岡ソフトバンクホークス……福岡県福岡市

 

セ・リーグ

  • 東京ヤクルトスワローズ……東京都新宿区
  • 読売ジャイアンツ……東京都文京区
  • 横浜DeNAベイスターズ……神奈川県横浜市
  • 中日ドラゴンズ……愛知県名古屋市
  • 阪神タイガース……兵庫県西宮市
  • 広島東洋カープ……広島県広島市

 

パ・リーグは、昭和最後と比べて、本拠地を移動していないのは、埼玉西武ライオンズだけ。6球団中5球団が本拠地を変えました。

しかも6球団全てが球団名が変わっています。

一方、セ・リーグは、すべて本拠地はそのまま。

球団名が変わったのは、東京ヤクルトスワローズと横浜DeNAベイスターズのみ。

パ・リーグが刷新、セ・リーグが現状維持、と言ったところでしょうか。

 

実際、パ・リーグ各球団は昭和最後のような不人気のイメージは無く、経営改革によって、集客力はバツグンに上がりました。

もともと、パ・リーグはテレビ中継が少なかったので、テレビの放映権料収入も微々たるモノでした。

そこに集客力が上がったので、経営面で見れば、赤字の改善もしくは黒字化、と、かつては考えられないような成果を出しています。

 

セ・リーグは、ヤクルトスワローズや横浜大洋ホエールズや広島東洋カープは集客力は高くなかったんですが、読売ジャイアンツ戦がテレビで放映されるため、濡れ手に粟状態で売上がありました。

しかし平成最後の現在、テレビのプロ野球中継はほとんど無く、そう言う意味では、各球団とも放映権料収入をほとんど失いました。

それが原動力なのか、パ・リーグの経営改革を応用にセ・リーグ球団も経営改革に乗り出し、横浜DeNAベイスターズや広島東洋カープの集客力は激増しました。

 

平成の最後のプロ野球の状態として、ボクが勝手に思っているコトで総括します。

 

  • 北海道日本ハムファイターズ

北海道には他に球団が無いので、地域の独占と言う意味では非常に有利だと思います。

経営的に不利な札幌ドームを離れて新球場を建設する予定ですが、交通機関の問題もあり未知数です。

育成は上手で、近年は優勝争いに絡むコトが多いので、新球場が上手くいけば、球団経営も安心かと。

 

  • 東北楽天ゴールデンイーグルス

現行の12球団では新参ですが、それでも15年。

東北地方には他の球団が無いので、地域の独占と言う意味では有利で、積極的な球場の改良やファンサービスで、強い集客力です。

かつては弱いチームでしたが、今は普通に戦えるチームになったので、球団経営も当面は安泰かも。

 

  • 埼玉西武ライオンズ

球場の立地の割にはよく集客している気がします。何せ仕事帰りに気軽に立ち寄れる場所では無いですから。

ただ、関東なので、地域的には競合チームが4つもあり、いかに埼玉密着するかですよね。

めったにBクラスにならない強豪ですが、かつての黄金時代を知る人には寂しいかも。でも、グループで自前で保有する球場を使えるので、経営的にはまだまだ安泰かも。

 

  • 千葉ロッテマリーンズ

決して遠いわけでは無いですが、やや不便な立地で集客にはまだ苦労している様子。

主要鉄道路線の駅前に球場があるチームでは無いので不利ですね。

あと、チームが伝統的に弱いので、集客の足かせになっているかも。

ロッテはパ・リーグ球団の現行の親会社としては最も長い歴史を誇ります。

そう簡単には手放さないと思いますが、経営状態次第でしょうか。

 

  • オリックスバファローズ

現在、日本で唯一、大阪府を本拠地とするプロ野球チーム。

そう言う意味では大阪の人はもっと応援して欲しいモノですが、まだ、阪神タイガースとの人気格差は大きい状態。

かつての南海ホークスほどでは無いですが、球場の立地も悪く無いんです。

それでも、大阪市内に球場がある割には集客は寂しいですね。

自前の球場なので球団経営は苦しくは無いはずですが、1996年の優勝最後に優勝から遠ざかっているのがネックですね。

21世紀に日本一になっていない唯一のパ・リーグ球団。

強くなれば集客力が上がると思うんですよね。

あと、大阪唯一のチームとしての遡及。

球団経営が黒字になれば、企業名を外すと言う話もありますが、果たして。

 

  • 福岡ソフトバンクホークス

親会社がソフトバンクと言う、日本でトヨタに次ぐ収益力を持つ巨大企業なので資金力が豊富だと言われていますが、ここは球団単体で黒字なんですよね。

九州に他の球団が無い有利さと、ファンサービス改革の先駆者であるコトから、セ・リーグの人気球団に匹敵する集客力を誇ります。

育成が上手、人気、強い。

トータルで史上最強のプロ野球チームかも知れません。

 

  • 東京ヤクルトスワローズ

本拠地の神宮球場は明治神宮所有。

球団経営としては非常に苦しいチームです。

球団の意思で球場の改良やサービス改善ができないですからね。

しかも、すぐそばに読売ジャイアンツがいます。

優勝回数が比較的多いチームで都心の恵まれた立地の割には、集客力が弱いと思います。

平成のプロ野球のサービス改革で言えば、最も苦しいチームですが、親会社はどうするんでしょうか。

上場企業になった以上、球団の赤字垂れ流しは制限されるはずですが。

 

  • 読売ジャイアンツ

最近の流れとしては時代遅れの、球場を保有しない経営。

つまり、球場に使用料を払っています。

それでも、過去から続く絶大な人気から、黒字経営と、豊富な資金による強力な戦力。

平成が終わり、さらにプロ野球のファンの分散化が進むと思いますが、それでも経営を維持できるでしょうか。

本拠地の東京ドームは稼働率が高いので、これ以上、観客動員数を増やすのが難しいんですよね。

20世紀のように2年に1度優勝するような強さも無くなりました。

読売ジャイアンツがプロ野球の代名詞だったコトを知っている世代も減りました。

今後の経営が楽しみです。

 

  • 横浜DeNAベイスターズ

歴史的には弱くて集客力も無いチームでした。

横浜市は日本で一番人口が多い市なので、経営努力によって増やせるはずだったんですが、今の親会社になって花開きました。

相変わらずペナントレースは弱いチームですが、仮に強くなっても、球場のキャパシティがいっぱいなので、今後の売上増が課題のチームです。

球場の立地は非常に便利なんですが。

 

  • 中日ドラゴンズ

東海地方唯一のプロ野球チームである有利さは過去の話。

最近はどうも集客力が弱いですね。

明らかに他球団のような経営改革に遅れています。

球場の立地もそんなに不便では無いとは思うんですが、ファンに足を運ばせる要素が減ったのでしょうか。

最近はチームの成績も低迷気味。

伝統ある球団ですが、親会社は地方新聞社。今後の経営が気になりますね。

 

  • 阪神タイガース

甲子園球場は自前。絶大な人気。

球団経営は安泰でしょう。平均4万人近くを集客しますし、地域的にも唯一のセ・リーグ球団。

経営的には有利ですね。

それにしても、伝統球団としては成績が物足りないですね。

日本一は1985年の1回だけ。昭和時代ですよ。

平成の30年間でリーグ優勝は2回だけ。6球団しか無いコトを思えば、阪神タイガースにとって平成時代は、どちらかと言えば暗黒時代。

球場の稼働率が高いコトを思えばこれ以上、観客動員数も増やしにくいと思います。

つまり、予算の増加も考えにくい。その中でどうやってチームを強くするか。

令和時代には待望の2回目の日本一があるんでしょうか。

 

  • 広島東洋カープ

平成最後にリーグ3連覇。新しい球場と共に最高のファンサービスで観客動員数バツグン。

球団の稼働率は非常に良いため、これ以上の観客動員数アップは難しいです。

このチームは、弱い時期でも、観客が少ない時期でも、とにかく黒字経営。

なので、経営としては安泰でしょうが、最後の日本一は1984年。

阪神タイガースとともに、とにかく日本一が遠いチーム。

ここも中国地方唯一のプロ野球チームの有利さはありますが、ファンの多くが日本一を知りません。

予算を増やしにくい中で、どうやってさらに強くするかですね。

 

以上。

いかがでしょうか。

21世紀になってから日本一になっていないのは、

 

  • オリックスバファローズ……22年間
  • 横浜DeNAベイスターズ……20年間
  • 阪神タイガース……34年間
  • 広島東洋カープ……35年間

 

12球団なので、平均して12年に1度は日本シリーズで優勝できないと、弱いチームだと思います。

親から子への人間の1世代がおよそ30年間。平成も約30年間でした。

阪神タイガースと広島東洋カープは人間の1世代を超えて日本一を逃しています。

この2チームだけが、平成時代に日本一を経験できませんでした。

 

ただし、実際には、こう言う記事もあります。

 

www.b-chan.jp

 

 

交流戦が始まってから、パ・リーグの強さが際立っています。

実は、交流戦だけでは無く、日本シリーズでもそうです。

このページで、21世紀の日本シリーズの勝敗を見てください。

 

ja.wikipedia.org

 

 

21世紀は大半がパ・リーグ球団が日本一になっています。

テレビの放映権料収入の減少の影響と、パ・リーグ球団の観客動員数増加の影響。

相対的に、パ・リーグ球団が選手を育成する環境作りに予算を割きやすくなったのではと推測します。

 

現時点でもトータルではセ・リーグの方が観客動員数は上です。

それは単純に人気の差かも知れませんし、球場の立地の影響かも知れません。

 

令和時代には、変化が起こるでしょうか。

ボクは個人的には、見た経験の無い日本シリーズの組み合わせを見てみたいですね。

  • ファイターズ対ベイスターズ
  • イーグルス対ドラゴンズ
  • マリーンズ対カープ
  • バファローズ対タイガース

てなトコロですね。

 

実は1964年に南海ホークス対阪神タイガースと言う関西対決があったんです。

1960年代は南海ホークスも阪神タイガースもどちらも人気チームでした。

しかし、その年は東京オリンピックだったので、日本シリーズは、大阪球場も甲子園球場もガラガラだったんですよね。

 

ja.wikipedia.org