誤審
事件は4月23日に起きました。
ナゴヤドームでのプロ野球、ドラゴンズ対スワローズ戦。
スワローズの選手が塁に戻るよりも早くボールが到達し、明らかにアウトのタイミング。
なのに、審判は見ていなかったんですね。
にも関わらず、セーフの判定。
スワローズにとってはラッキーな判定です。
そこで、ドラゴンズの監督は猛抗議します。
まあ、審判に監督が抗議するのはよくあるコトです。
でも、ボクにはどうにも納得できないコトがあるんですよね。
誤審に抗議しているのでは無い
今回のケースでは、誤審により、スワローズに有利、ドラゴンズに不利となりました。
だから、ドラゴンズの監督が抗議した。
ボクの疑問は、
なぜ、スワローズの監督は抗議しないのだろう?
と言うコトです。
「そりゃ、誤審によってスワローズに有利になったのに、わざわざ抗議する意味無いでしょ。」
と言うあなた。
たぶん、プロ野球の長い歴史において、そんなケースが全く無かったと言うコトは、関係者はみんな、あなたと同じ意見なんでしょう。
でも、そうだとすれば、それは誤審に抗議しているコトにならないですよね。
単に、自分のチームに不利な判定が気にくわないだけ。
ホントに「誤審」と言うモノに抗議する気持ちがあるのであれば、自分のチームに不利になってしまうような抗議でもやるべきですよね。
それこそが、健全なスポーツマンシップ。
自分に損な誤審のときだけ抗議して、自分に有利な誤審のときはわかっていても見逃す。
それって、誤審の良し悪しとは無関係ですよね。
自分に有利ならば誤審でも構わない。
まさにスポーツマンシップの欠如です。
でも、今までの長い歴史で、自分に不利になってしまうような抗議を見たコトがありません。
これは別にプロ野球だけでは無いんですよね。
他のスポーツでも概ね当てはまります。
と言うコトは、ほぼすべてのスポーツ関係者はスポーツマンシップの欠如と言うコトになりませんか。
誤審を見つければ、例え自分に不利になってしまうコトであっても勇気を出して誤審に抗議する。
その上で、実力を発揮して勝利に導く。
誤審によってチームの勝敗が決まるのでは無く、実力によって決まる。
これがホントのスポーツマンシップだと思うんですが。
ボクの考え方、おかしいですか?