読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、金融、経済、不動産、保険、ビジネス、音楽、映画、ニュース、自己啓発などを語ります。

「銀行ATMが手数料を取るのはおかしい」という意見がおかしい理由

ビジネス

ATMの手数料がおかしいなんて言う方がおかしい

ボクが最近、おかしいなあと思った記事を紹介します。

ボクも何度もお世話になっているAppBankさんの記事です。

最近と言っても去年の11月ですが。

これを読んでみてください。



生命保険の罠: 営利企業なんだから保険会社だって儲からない商売はしないのだ。 - AppBank



今回は、この中の銀行のATMの話に絞ってお話しします。

ボクは元財閥系の大手銀行員であり、外資系の生命保険会社にいたこともあります。今はすべて辞めて、ただのブロガーですけどね。

そんなボクと同じ、生命保険の営業の人が書いた本らしいので、共感できるのかなあと予想したんですが、実際は全く逆で、最初から最後まで、なぜそうなる?と疑問に思うことばかりなので、ボクのブログにその理由を書こうと思ったわけです。

長くなるのはイヤなので、今回は銀行の話。

んと記事を読むと、銀行のATMってお客さんが操作するにもかかわらず、銀行が手数料を取るのはおかしいと言うことですよね。

そもそも、その考え方がおかしいです。

例えば、あなたがパン屋さんに行って200円のパンを買ったら、パンと引き替えに200円のおカネを渡します。

つまりそれは、あなたがそのパンに200円の価値を見いだしたから200円のお金と交換したわけです。

もし、そのパンに200円の価値が無いと判断したのなら、買わないという選択肢を選ぶことができます。

自分で材料を買って家でパンを作る方が良いと考える人もいるでしょうからね。

これは世の中のどんな商品購入にもサービスを受けるのにも当てはまります。

2000円のマッサージ店でマッサージを受けると言うことは、そのマッサージに2000円の価値があると判断したからです。

2000円の価値は無いと思っている人は、その店でマッサージは受けません。

こんなふうに世の中の経済は価値と価値との交換でできています。

ここらへんは、ボクの過去記事も読んでください。もっとわかりやすく書いてあります。



経済学を全く知らない人だけにオススメの経済学……需要と供給と物価の決まり方

1万円の食パンはぼったくり?(経済学の簡単なお話)



ATMの手数料は実はめちゃ安い

では銀行のATMの手数料とは何か。

もしAppBank記事にあるように、本当に銀行の手数料が割に合わないと思えば、銀行に預けるのをやめればいいのです。

パン屋でパンを買うのが強制では無いように、銀行に預けるのも強制では無く自由ですから。

もし銀行におカネを預けなければ、どうなるでしょう。

AppBank記事にもあるようにおカネを引き出したり送金したりする事を銀行ではできなくなります。

おカネは常に自宅に置きっ放し。

例えば東京に住むあなたが北海道や九州など遠方に旅行したときに、旅行先で万が一サイフにおカネが足りなくなったらどうでしょう。

いったん鉄道や飛行機や船などで東京の自宅におカネをとりに戻らなければなりません。

いや、そもそもおカネが無くなったんだから、交通機関は利用できず、歩いて帰るかヒッチハイクするか。

いずれにせよ、とてつもない時間と労力です。

他人への送金はどうですか?

銀行を使わなければ、自分でおカネを相手に届ける必要があります。

現金書留という方法もありますが、どのみち料金はかかりますよね。

そう考えると、銀行が全国に建設コストと運営コストをかけてATMを作っているおかげで、それを利用することによって、たったの数百円の手数料を支払うだけで、どこにいてもおカネを引き出せて、どこへでも送金できるわけです。

そう言うサービスの利用料が手数料なんですよね。

なので、それでも手数料が高い、割に合わないと思うのなら、銀行を使わずに自分で時間と費用をかけて鉄道を乗り継いでおカネを取りに戻ればいいわけです。

まあどう考えてもボクは銀行の手数料のほうが安いと思いますけどね。



お客さんが操作をするのは意思表示として必要

そもそも送金するにも引き出すにも最低限の操作は必要で、これは鉄道を使う際に切符を買うときの券売機の操作も同じですよね。

最低限、行き先を入力しないと販売しようがありません。

ATMだって最低限、送金先と依頼者と金額を入力しなければ送金のしようがないですよね。

パン屋さんでだって、お客さんがどのパンを欲しいのか、最低限の身振り手振りなどで伝える必要がありますよね。

店に入った瞬間、お客さんが何もしないですべてが進むお店なんて存在しません。

つまりATMの操作と手数料の話なんて単なる言いがかりです。



という記事を公開したところ、予想どおり勘違いする人が出てきたので、最後にわかりやすく追記します。

パン屋さんがパンという商品を提供して代金を取るのは何もおかしくないですよね。

マッサージ屋さんがマッサージというサービスを提供して代金を取るのも何もおかしくないですよね。

それと同じで、ATMは送金やどこでも引き出せるというサービスを提供しているので、その代金を取るのは何もおかしく無いと言うことです。


いかがでしたか?

生命保険のほうに関しても、この記事、おかしなところだらけなので、それは次に書いてみます。



関連記事

インフレで物価だけ上がって賃金が上がらなければ生活は苦しくなるという心配が不要な理由

経済学を全く知らない人だけにオススメの経済学……需要と供給と物価の決まり方

1万円貸して、あとで1万円返ってきて、損しなくて済んだ?ホント?

消費と投資と読書と既得権益と正社員解雇

無借金経営って良いこと?(ファイナンスの基本)