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寝た子は起こさない理論……儲かるしくみ / 石原明著

人並みかどうか

1日1冊の本を読む(難しければ3日に1冊)のを実行中のB-CHANです。
たくさんの本を読んでいると、すばらしい世界との出会いや役立つ知識がどんどん吸収できます。
今回もほんの一部を紹介します。
今回の本はこちら。




この本、難易度は高くないんですが、非常に良い本です。
全ての人にオススメできます。
その中で1箇所、ボクのお気に入りのフレーズ。
それは、
「寝た子は起こさない理論」
です。
要するに、世の中の大半の人は、平々凡々と毎日をすごすので、たいして成功しない。
なので、その中で自分ががんばれば成功するというものです。
以前ボクが書いたこの記事を読んでみてください。

受験生の皆さん、まだまだ間に合いますよ


これは受験の話です。
ほとんどの受験生が「そこそこ」がんばるんですね。
つまり、受験生にしてみれば、がんばって初めて「普通」なわけです。
受験というのは原理上は競争なので、他の受験生に勝って合格するためには、他の受験生よりも高い点を取る必要があります。
がんばったのに不合格だった、てのは何の同情もできません。
なぜなら、ほとんどみんなががんばったので、がんばっただけでは単なる普通の人なわけです。
人並み外れて頑張ったかどうかが重要なんですね。


社会人でも同じ

この話は社会人になっても同じです。
大半の人は、仕事をして帰って食事をしてテレビを見て寝て、朝、眠い目をこすって出社する。
この繰り返しです。
大半の人がこうなので、大半の人と同じような暮らしをしていたら、当然に抜きんでることはできないわけです。
ボク自身は、自分で自分の事を評価することはできませんが、サラリーマン時代は次のような生活でした。
朝5時半に起床、6時半に家を出て通勤電車で勉強、7時半に出社しオフィスで30分勉強。
朝8時から仕事を開始し、平均して夜中の1時頃に仕事終了。
ランチも15分ほどで済ませ、毎日17時間ほど働きます。
命令では無く自分の意思ですね。
つまり、毎日、普通の労働時間の2倍働いていました。
もちろんダラダラ過ごすのでは無く、目的を持ってきちんと計画的に、ぎっしりとスケジュールを埋めていました。
同じ人が1年間働いている間に2年分のスキルを得られたわけです。
これはボクにとっては非常にプラスでした。
夜中の1時に仕事が終わったらタクシーですが、0時半なら終電があるので、帰りの電車内で勉強。
こういうのが1年2年と続くわけですね。
おそらく、大半のサラリーマンと比べても飛び抜けてよく働きよく勉強していました。
すると、本人の元々の能力とは関係無く、スキルはどんどん向上していきます。
ところが、ボクのような働き方をすると、「ブラック企業」と言って不満を漏らす人が多いんですよね。


他人のせいにするか自分が実行するか

ほとんどの平々凡々と毎日をすごしている人は、なかなか成長しないわけです。
例えば、自分の会社の業績が傾いたり収入が増えないと、
「経営者が悪い」
こんな声、よく聞こえてきますよね。
本当に経営者が悪いことが不満なら、それを改善するための意見を提言したり、会社をやめて自分で事業をやればいいんです。
でも、そんな行動力も能力も無い。
自分では何もできないのに、他人には文句を言う。
そういう世の中にあって、実行力がある人は、自分で行動して自分で努力して自分で行います。
もちろん失敗しても他人のせいではなく自分の責任になります。
これが能力のある人と、その他大勢との違い、という話です。


ほとんどの人は「寝た子」

この本では、そういう大半のボーッとしている人たちをそのままにしておきましょう、と皮肉っています。
それが、
「寝た子は起こさない理論」
です。
つまり、大半の人たちがボーッとしてくれているから、一部の努力家がその中から抜け出して成功するわけです。
能力の問題では無く、実行力の問題と言うことです。
他人のせいにする口だけの人か、自分の責任で実行する人か、どちらがうまくいくかを説いてくれています。
こういった内容は、この本に限らず、多くの本で書かれています。
それだけ真実味があるということです(今週読んだジェームズ・アレンの本にもたくさん書いてありましたよ)。
今回紹介したのはわりと抽象的な精神論ですが、内容としては具体的方策もたくさん書かれていて、非常にすばらしい1冊です。
読んだ人は間違い無く仕事や生活が改善され、向上すると思います。
経営者も経営者で無い人も、読めば必ずプラスになると思います。
もちろん、自分の事として「受け入れられる」人に限りますが。


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