非天マザー by B-CHAN

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求人倍率を従来と同じ目線で見ると間違える

求人倍率とは

 

 

こんにちは〜。

今回は求人倍率のお話。

あまり専門的な用語を書いてしまうと難しくなるので、なるべくざっくりと書きます。

細かいニュアンスのズレはあるかも知れませんが、ボクが知ってほしいのは、大枠の考え方なので、本質がズレなければOK。

時計が8時1分を指しているのを見て、

 

8時だあ

 

と言ったら、

 

8時1分だろ!

 

とツッコむのはもちろん正しいんですが、そこまで細かさを求めない記事です。

多くの人は8時1分の時計を見て、あ、8時だな、と思っても、根本的な間違いでは無いですよね。

それくらい軽くよろしくです。

 

さて、求人倍率とは、超カンタンに言えば、

 

募集している人数と、仕事を探している人の人数の比率です。

例えば、

全国で募集中の人数が150人、仕事を探している人の人数が100人だとすれば、

 

150人 ÷ 100人 = 1.5倍

 

です。

 

この数値が1倍を上回っていれば、人手が足りません。

上記のように150人を探しているのに、100人しかいなければ、人手不足ですよね。

 

逆に、

全国で募集中の人数が50人、仕事を探している人の人数が100人だとすれば、

 

50人 ÷ 100人 = 0.5倍

 

 です。

 

仕事を探している人が100人もいるのに、募集は50人分しかありません。

当然、残りの人達は失業したままですね。

 

そして、従来の戦後から昭和、平成の日本では、求人倍率がこのように1倍を下回るのは、不況が原因でした。

まあ、そりゃそうですよね。

景気が悪いから、雇用する側はあまり人を雇えないわけです。

困った状態です。

 

 

今後の日本では求人倍率の上昇は好景気の証にはならない

 

 

そんなわけで、従来の日本では、求人倍率が1倍を上回っていれば、政府の経済政策としては、ほめられたわけです。

繰り返しますが、経済はそれがすべてでは無いですが、あくまでも、話をわかりやすくするために、ここでは求人倍率だけの話をしています。

 

求人倍率が1倍を上回っているから政策は上手く行っている。

求人倍率が1倍を下回っているから政策は上手く行っていない。

 

そのロジックで正解でした。

 

従来は!

 

ところが、今後の日本では、それが通じなくなります。

例えば、これを見てください。

 

info.finance.yahoo.co.jp

 

 

このところの日本は、求人倍率が1倍を超えっぱなしです。

人手不足です。

じゃあ景気が良いのか。

例えば、求人倍率が1倍をずっと超えているので好景気だ!と言ってしまえば、そう言う意味では好景気なのかも知れません。

 

でも、実感として、あまり世の中が好景気に沸いている感じもしませんし、おカネが無くて子供を生めない人も多いですし、日本人の所得も、先進国の中でかなり低い位置にいます。

 

求人倍率が1倍を超えているはずなのに、好景気な気がしない。

実はこれ、わかりやすい理由があります。

 

ボクがここ数日、繰り返して書いているアレですよ。

 

そうです。

 

人口減少、少子高齢化の2大要因です。

 

さっき書いた単純な割り算を思い出してください。

人口減少になると、仕事を探す人が減ります。

つまり、求人倍率は上がるのです。

もちろん、人口減少すれば、市場が小さくなるので、景気は悪化します。

一方、景気が悪いから、喜んで会社を廃業しよう!と言う経営者は、そんなに多くはありません。

つまり、わかりやすく言えば、人口が半分になったからと言って、同時に会社数が半分になるわけでは無いのです。

人口は減っても、会社はそれなりに残る。

すると、少ないお客さんを奪い合って競争が激化。

多くの企業は価格競争に巻き込まれ、従業員の収入が下がる圧力となるわけですね。

 

あまり長く書くと、読むのが面倒でしょうから、カンタンにまとめます。

 

従来の人口増の日本では、従来型の経済理論が当てはまりました。

これからの、世界に類を見ない急速な人口減少・少子高齢化の日本では、従来型の理論は当てはまらなくなりました。

 

人が減るから求人倍率が上がる。

だから、求人倍率が高いのに、景気が良いわけでは無い。

従来の常識がひっくり返りました。

 

政府や各省庁からいろんなデータが発表されます。

それらの数値データが正しいとしても、そこから導かれる結論は従来とは異なる。

これを頭に置いておく必要があります。

 

いつまでも、求人倍率が高いから景気対策が成功している、と言っていると、気付いたときには落とし穴。

 

まあ、仕方が無いんですけどね。

何せ、日本の人口減少・少子高齢化は、人類史上、誰も経験したコトが無いほど激烈な、未知の現象だからです。

 

でも、だんだん、それを理解する人が増えていくはずです。

問題はみんなが理解する頃には手遅れ、ってコトなんですよね。

 

この問題に右も左も関係ありません。

なぜなら、政治思想の問題では無く、経済の問題だからです。

だから、与党も野党も関係無いのです。全員の共通した課題です。

 

ボクがこうやって書くコトで一般の人も数千人から数万人は見てくれると思うので、将来の高齢者(つまりボクやあなた)と今の子供の未来のために、そろそろ従来型の思考回路を変えましょう、と言っておきますね。

 

状況が変わるのだから、対策もそれに合わせて変えていく必要があります。

従来の環境を前提にした経済理論をそのまま当てはめるわけにはいきませんよ〜ってコトです。

 

毎度おなじみのセリフですね。

強い者が生き残るのでは無く、変化に対応できる者が生き残る。

 

そんなわけで、最近のボクの他の記事も参考に読んでみてください!

 

右だの左だのと言って日本人同士で分裂している場合じゃ無いんですよ。

 

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