3つのタブー
ボクは人生で10回ほど仕事が変わってるんですが、営業の経験もそれなりにあります。
1日に300回以上も電話をかけるテレアポ型営業、1日に50軒以上飛び込む飛び込み型営業、既存顧客から拡大する深耕型営業など、まあいろいろ経験しました。
一番最初、社会人になった時は、いわゆる財閥系の巨大銀行に入ったんですよ。
そこで、店舗の来店客の接客訓練を受けた後、外回りになりました。
若いボクが教わったのは、営業の3つのタブーの話題です。
営業の人たちなら当然に知っていると思いますが、話のネタとして書いてみますね。
- 政治の話題
この記事を書いている時点での政権与党は、保守系の自民党と公明党。
与党であると言うことは当然ながら、支持する人の数が一番多いんですね。
だからと言って、安易に現政権を支持する発言を営業パーソンが行うのはリスキーです。
そりゃそうですね。世の中のすべての人が与党を支持しているとは限らないですし、むしろ、反権力的な人もいますから。
とは言え、調子に乗って、
「自分は政治に不満があります!」
とカッコつけるのも危険。
多様性が当たり前の世の中。
営業パーソンなら自分から政治の話を切り出さない方が無難です。
もし、お客さんから政治の話をされたら、
「勉強になります!」
と相槌を打っておけばOK。
自分を偽ってまで仕事をするのか、と非難する人もいるでしょうが、仕事の現場ではあくまでも、その仕事のプロとして行動すればいいんです。
営業のプロなら営業で実績をあげるべきでしょう。そのための行動が大切。
ホントにイヤなら、その仕事をやめればいいんですし。
ボクのように、ブログで自分の意見を書けば、なお良いと思います。
- 宗教の話題
宗教に関してはセンシティブです。多くの日本人は無宗教に近いですが、それでいながら、どこかの宗派でご先祖様を奉っているケースがほとんどです。
たいていの人は仏教ですが、日本であってもキリスト教徒、イスラム教徒などもいます。
その他の新興宗教かも知れません。
新興宗教となると、とかく悪いイメージを持つ人も少なからずいますが、営業パーソンが正義を振りかざして、新興宗教批判をするのはもっての他です。
新興宗教と言うだけで悪と言うわけでは無いですし、むしろ無信仰の人よりもずっと世の中の役に立っている宗教の人もいますから。
営業パーソンから宗教の話を持ち出すのは避け、お客さんから話題が出た時には、信仰の自由を前提に、持ち上げておけばいいです。
- プロスポーツ(主にプロ野球)の話題
日本と言う国では、やたらとプロ野球の話題が出ます。
ボクが社会人になった頃は、サッカーのプロリーグであるJリーグも歴史が浅く、仕事の中でサッカーが話題に出てくるようになったのは21世紀になってからでしたね。
ボク自身はどうでもいいんですが、なぜか日本では読売ジャイアンツ対阪神タイガースと言う構図があり、それに半ば人生を左右されている人たちがいます。
もちろん、そんな生き方をすることは自由なので、否定する権利はありません。
気をつけなきゃいけないのは、営業パーソンのスタンスですね。
ジャイアンツファンであることを表明すれば、タイガースファンのお客さんの機嫌を損ねる可能性がありますからね。
ボクも野球を始め、スポーツ観戦は好きなので、プロ野球の話題を出すことはあります。
まあプロ野球の場合は政治や宗教ほどセンシティブではないので、自分から話題を出すこと自体は構わないと思います。
あくまでも、お客さんの心情に配慮すると言う前提ですけどね。
ボクは好き嫌いが無いと言うポジションでいつも話をします。これは仕事上だけじゃないですけどね。
銀行での余談
そう言えば、上記とは関係ないんですが、外回りをする時には何があってもカバンを手放すなと言われました。
クルマから降りるときも車上荒らしの可能性があるので、カバンは絶対に車内には残しません。この習慣は今でもボクの身についていますね。
だって、上司の口グセが、
「お客様の私物や財産の代わりは無いが、お前の代わりはいくらでもいる。だから、例えクルマにひかれてもカバンは手放すな!」
まあ半分は冗談ですが、実態を表しているとも言えます。
この記事の余談
さらに、もっと関係ないんですが、この記事を見ると、箇条書きの箇所に番号が1から3まで付いています。
しかも、それぞれに文章やリンクが挟まっています。
この番号付きの箇条書きには、HTMLの、
<ol>
<li>
</li>
</ol>
を使うわけですが、上記のように間に文章を挟むワザに悩みました。
で、思い出したんですよ。この記事です。
そうです。自分ですでに書いてたんですね〜。
いや〜参考になりました。
みなさん、やはりある程度はHTMLを身につけておきましょう。