横断中
交通事故のニュースって、毎日毎日、数多く見ます。
交通事故死者数は年々減っていますが、統計のトリックを鵜呑みにしてはいけません。
警察によって発表されている交通事故死者数は、事故後24時間以内の死亡者数です。
2日後や3日後などの死者数は含まれていないので、実際の交通事故死者数はもっともっと多いのです。
また、死亡に至らなくても、手足を失ったり、一生寝たきりとか、一生車イスとなる障害を負う人の数は、さらに膨大な数になります。
いちいちニュースにならないので、知られていないだけです。
実際、交通事故件数を見てください。
昨年の負傷者数は約36万人。
1日当たり平均して約1,000人ですよ。
今日もどこかで1,000人がクルマで負傷しています。
今日、Yahoo!ニュースには、横断中の女性が2人、クルマにはねられて亡くなったニュースが流れていました。
信号は関係無い
歩行者が青信号を渡っていて、そこに信号無視したクルマが侵入して来て歩行者をはねて死なせた。
こうなると悪いのは完全にクルマです。
しかし、悲しい現実ですが、交通事故の場合、悪い側では無く、悪くない側が命を落とすコトが大半です。
以前にも書きましたが、ボクは、横断歩道を渡るとき、信号が青になったのを合図に渡るのではありません。
左右を見て、信号無視して突っ込んで来るクルマが確実にいないコトを確認してから渡ります。
自分の側の信号が青であっても、信号無視したクルマが来るかも知れないからです。
実際に、それは何件も発生しているわけです。
他の歩行者の様子を見ていると、赤信号で待っている間にスマホをいじり、青に変わったら、周りの人の流れに合わせて何となく渡っている人が非常に多いんですよね。
それだと、信号無視して突っ込んで来たクルマに対処できません。
その結果、罪の無い歩行者が命を落とすのです。
残念ながら、交通ルールを守らないドライバーは少なくありません。
なので、例え自分に非が無くても、命を守るためには、歩行者がそのための行動をするしかありません。
いいですか。
青信号になったら渡るのでは無いです。
見える範囲のクルマがすべて確実に停止できている、もしくは停止できるコトが確認できたら、そこで初めて横断です。
良かったら、このブログの検索欄で、交通事故、と検索してみてください。
過去に何度も、似たようなコトを書いているので。