ニュートン、アインシュタイン
昨日も書いたんですが、ボクは大学は経済学部の出身であり文系ですが、そんなこだわりは無く、理系も文系も関係無く興味を持って学んで生きています。
ここで、ボクが2年前に書いた記事をボク自身が否定する必要が出て来ました。
当該の記事はこれです。
実は、この記事は、ニュートンの古典物理学やアインシュタインの相対性理論の世界です。
量子力学
世の中のすべての物質は物理法則に従って動くわけですから、全宇宙の全物質の動きを計算できる超高性能コンピュータがあれば、予測できるわけです。
これは、ボクたちの周りの世界では当てはまりますし、アインシュタインの宇宙の法則にも当てはまります。
ところが、ミクロの世界を扱う量子力学の世界では、当てはまりません。
実に恐るべき不思議な世界です。
普通、モノを指で向こう向きに押せば、向こう向きに動きます。
そのようにチカラが働くからです。
もし、右向きに動いたのなら、右向きに何らかのチカラが働いたと言うコトです。
オカルトでも何でも無い自然界の物理法則です。
しかし、素粒子レベルのミクロの世界では、必ずしも当てはまらなくなるのです。
話をわかりやすくするために変な例えをすると、自動車のアクセルを踏んでも、そのクルマが前に進むか後ろに進むか、あらかじめわからない世界ってコトです。
もちろん、ボクたちの周りの通常の世界では、あらかじめわかるので、だから自動車を製造できるのです。
不確定なのは、あくまでもミクロの世界の話。
しかし、ミクロであろうとマクロであろうと、同じこの世界には違いないので、統一した物理法則を表す理論があるはずです。
それを現在の世界中の物理学者などは見つけようとしているわけです。
人類は仮説と実証を繰り返して、世界を解き明かしてきました。
そうやって、知らなかったコトを知っていったわけです。
やがて、ミクロとマクロを統一する理論も解明されるでしょう。
アインシュタインは、量子力学における不確定な観測結果を、否定していました。
神様がサイコロを振るハズが無い、と。
ボクもそうです。
しかし、自然界はオカルトではありません。
雷だって、昔は神様の怒りだと信じられていましたが、実際は自然界における物理法則による現象です。
きちんと科学的に解き明かされているのです。
科学が全てでは無いと言う人がいますが、それは単に、現時点では科学で解明されていないだけです。
非科学ではありません。未科学です。
自然界の現象にオカルトを持ち込むコトこそ、自然に対する冒涜です。
世の中は全て自然科学です。
人間が知っているか知らないか、だけです。
それを人類がどこまで知るコトができるか、なのです。