年金・医療
日本は世界の歴史で誰も経験したコトの無い少子高齢化社会に入っています。
出生率が低いので子供が生まれず、下の世代の人口はどんどん減る一方、医療の進歩で平均寿命は伸びています。
当然、人口に占める高齢者の人数の比率が高まるわけです。
で、厄介なコトに、日本の年金制度は賦課方式。
若い人が払って高齢者が受け取る方式です。
なので、若人が減って高齢者が増えると言うのは、必然的に、若い人の生活が苦しくなるコトを意味します。
高齢者を見捨ててみる
実は健康保険制度も似ているんですよね。
みんなで保険料を支払って、その中で実際に病気やケガをした人が保険の補助を受けるわけです。
当然ながら、若い人よりも高齢者の方が病気になりやすいので、高齢者が増えれば、保険の支出が増えます。
おカネが足りなくなると破綻するので、保険料を値上げするしかありません。
なので、人々の生活は苦しくなります。
ただし、現行制度では、高齢者の負担は軽いので、相対的に、若い人の負担が大きくなります。
で、少子化対策をして来なかった自民党や民主党などの歴代政権に問題があるわけですが、過去は消せないので、将来案としてボクも書いておきますね。
ボクの案は、
80歳になったら年金支給停止
です。
ついでに、
80歳になったら健康保険適用停止
です。
要は、80歳以上の人は、自分のおカネで生活して、自分のおカネで治療してください、と言う話です。
こう書くと、必ず、
高齢者を見殺しにするのか!
と怒る人がいるでしょう。想定済みです。
なので、感情論では無く、ロジックで反論します。
少子化って、一番大きな要因が、経済的理由です。
おカネが無いので結婚できない、子供を作れない、なんですね。
若い世代ほど顕著です。
なぜなら若い世代ほど負担が大きいからです。
よく考えてみてください。
本来、生まれてくるはずだった命。
それが、生活の苦しさのせいで、生まれてくるコトができない。
それって、
0歳児の見殺し
ですよね。
日本の平均寿命は83歳前後で、世界でもトップクラスです。
80歳まで生きれば、その時点で、人間としてのまっとうな人生の長さに到達したと考えるのです。
実際には、寝たきりのまま、点滴などで全身に管を通されて、生きながらえさせる治療を受けている人も少なからず存在します。
80歳を超えた寝たきりの人をベッドの上で長生きさせるために、ずいぶんおカネがかかりますよねえ。
もちろん、そのおカネも若い人たちが負担しているわけです。
その結果、若い世代の生活が苦しく、生みたかった0歳児を生むコトができない。
これ、高齢者を救うために0歳児を見殺しにする、ですよね。
ボクはそう思っています。
ボクは、85歳の人を救って0歳児を見殺しにするよりも、85歳の人を見殺しにしてでも0歳児を救いたいんです。
国家のおカネが国民が払う以上、有限です。
おカネが無限にあれば、もちろん全員を平等に助けたい。
でも、現実は有限で、しかもそのせいで、数多くの赤ちゃんが見殺しにされていると考えれば、すでに世界のトップクラスの長さを生きてきた人の命を、これから生まれてくる命に捧げてもらうのも悪くないのかな、と。
下の世代が増えれば、賦課方式の年金も、自動的に、みんながラクになります。
繰り返します。
おカネは有限です。
それを負担するのは国民です。
その中で、高齢者を救って赤ん坊を犠牲にするか、それとも、高齢者を見捨てて赤ん坊を救うか、です。
もちろん、高齢者を見殺し、と言っても、生きるのをやめてください、とは言っていません。
あくまでも、国のおカネである年金と健康保険を停止するだけです。
自力で生きてください、と言う話です。
自力で生きた結果、そこで無くなったのなら、それが本来の寿命なのかな、と。
医療で高いおカネをかけて延命しても、それは人工寿命じゃないかとボクなんかは思ってしまうんですよね。
でも、実際は、こんな案は採用されません。
なぜなら、高齢者の方が人口が多く投票率も高いので、高齢者が不利になるような政策を掲げたら、政治家は選挙に落ちますからね。
だから、政治家は、これからも高齢者を優遇します。
つまり、限られた原資の中で、若者の生活は苦しく、少子化はこれからも続きます。
じゃあ、せめて、高齢者は、若い世代にお小遣いをじゃぶじゃぶ与えるなどをしてやって欲しいなあ、なんてボクは思います。
ボクも、赤の他人に毎月毎月、銀行口座から強制引き落としで寄付をしています。
なので、やる気があればできるのでは?
以上。
これはあくまでもボクの意見なので、もちろん人によって異なる意見を持つのは自由です。
赤ん坊を救うくらいなら高齢者を救え!
と言う意見を持つのも自由なのです。
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