信頼
簡単なクイズをしましょう。
昨夜、ボクが不眠症の中で眠れずに思いついたクイズです。
素人が思いついたクイズなので、細かい点はツッコまないでくださいませ。
「品物を10個ずつ箱に詰めて、合計1000個用意してくれ。」
そう命じられたAさん。
Aさんが用意した品物を全部数えてみると、999個しかありませんでした。
同じように、
「品物を10個ずつ箱に詰めて、合計1000個用意してくれ。」
そう命じられたBさん。
Bさんが用意した品物を全部数えてみると、ちょうど1000個ありました。
この二人、どちらが命令者に信頼されたでしょうか。
実はボクが用意した答えはAさんです。
なぜだか、わかりますか?
それがクイズです。
8時間ほど考えてください。
では、解答です。
Aさんが用意した箱は、
10個
10個
10個
10個
10個
10個
10個
10個
10個
9個
の合計999個だったんです。
一方、Bさんが用意した箱は、
10個
9個
9個
10個
10個
10個
11個
11個
11個
9個
の合計1000個だったんです。
結果だけを見れば、Aさんの999個に対し、Bさんは1000個。
しかし、箱ごとの正答率で言えば、Aさんは10個のうち9個で正解なのに、Bさんは10個のうち4個しか正解がありません。
プロセスを見れば、Aさんの方がずっと優秀であり、Bさんはたくさん間違えたけれど、たまたま結果が良かっただけです。
これ、世の中の人物評価でありがちなんですよね。
結果だけを見る評価。
人物評価の手抜き
例えば、2択の選択問題のテスト5問を受けて、
- 4問を正答したCさん
- 1問もわからなかったけれど、テキトーに選んだらたまたま全部正解だったDさん。
当然ですが、実戦で役立つのはCさんです。Dさんはまぐれです。いつもまぐれで正解はできません。
SNSが定着した今の世の中で、この、
プロセスを知らずに結果だけを見て人物を判定してしまう
と言う事件が非常に多いです。
つまり、理不尽な炎上ですね。
それはまさに思考力の衰退そのモノです。
先日、ボクは人間の外面的評価のバカバカしさを記事にしました。
こんなことを何度も書かなきゃならないくらい、今の世は、
結果 = 評価
になってしまっているんです。
もちろん、ビジネスの世界では、結果は大切です。
しかし、その結果が、
- 実力によるモノ
- 偶然によるモノ
で、評価はまったく違うはずなんです。
そこを検証する努力を放棄すれば、長期的には良い結果を得られなくなることを知っておいてください。
そんな考え方を学ぶのに良い教材は、ここにあるじゃないですか〜。