ネットという名の無期懲役刑
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
去年もたくさんの犯罪や犯罪に近い事件がありました。
例えば、店の店員さんを土下座させた事件なんて印象に残りますね。
ものすごく凶悪な犯罪というわけでは無いんですが、脅迫などの罪には該当するので、ネットでも話題になりました。
ボクは思うんですが、この、「ネットで話題」というのが曲者(くせもの)です。
犯罪もしくはそれに準ずるような事件って、昔からありました。
インターネットが無い時代にも事件はたくさんありました。
人々は事件をマスコミから知ります。
テレビ・ラジオのニュースか新聞ですね。
テレビやラジオは放送すれば、それっきり。消えていきます。
録画や録音すれば残ることは残るんですが、ニュースを録る人はあまりいません。
新聞もしばらくは保管されますが、古新聞としていずれ捨てられる運命です。
つまり、事件というのは人々の目や耳に届くんですが、時間が経つと忘れられてしまうんです。
犯人の名前も一時的には知られますが、だんだん人々の記憶から無くなっていくモノでした。
しかし、今は違いますよね。
インターネット言う革命。
世界中のあらゆる情報を検索エンジンが集めてしまいます。
そして、例外をのぞいて、ほとんどの情報は半永久的にネット上に残ります。
それは、検索エンジンに残るという意味ではありません。
ネット上にいったん上がった情報は、世界中の様々なSNSやブログなどのサイトで取り上げられます。
検索エンジンから仮に消え去ったとしても、事件を取り上げたサイトがある限り残り続け、SNSによって拡散し続けます。
もはや、一個人はおろか、検索エンジンのチカラを持ってしても、ネット上から、事件の情報は消えることはありません。
当然、事件の当事者の氏名もネット上に半永久的に残ります。
その事件の犯人が法で裁きを受け、決まった期間の刑罰を終えたとしても、ネット上からは氏名は消えないのです。
懲役10年の刑罰を受けた人物名が20年後にも調査可能なのです。
Googleは忘れる権利として、そういう名前を消す作業をしていると言われていますが、それは検索エンジンの話であって、このよのすべてのサイトの話ではありません。
つまり、今の世の中、何らかの事件を起こしてしまうと、将来に渡って氏名が「バレる」ということになります。
言い方を変えれば、何か事件を起こすと、取り返しが付かないとも言えます。
将来、就職活動などを行っても、自分の氏名を検索されてしまえば、過去の行いがバレるわけです。
法の刑期は終えても、ネットでさらされるという刑期は無期懲役のようなモノです。
ちょっとした出来心や半分冗談などで、悪さをしようかと考えている皆さん。
そういう時代なので、やってしまうと、取り返しが付きませんよ。
だからダメだというのもおかしいですが、行動する前に、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。
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