トリプルスリー
あいかわらず毎日たくさんの本を並行して読んでいます。
たくさん読めばたくさんの感動に出会えるので、それをアウトプットして自分の心に定着させるとともに、他の人にも伝えたいと思うので、こうやって書いています。
今回は、自分との勝負の話。
プロ野球の世界には、トリプルスリーと言う言葉があります。
また、三冠王と言う言葉もあります。
首位打者は全選手の中で打率が一番良かった選手です。
競争社会
と言うコトは、全選手のレベルが低ければ、打率が低くても首位打者になれます。
もし、2位の選手の打率が3割2分なら、3割2分以上打たないと首位打者にはなれません。
でも、もし、2位の選手の打率が2割8分なら、2割9分でも首位打者になれるのです。
世の中を見渡せば競争だらけ。
でも、競争って他人との比較である以上、絶対的なモノではありません。
他人のレベルが低ければ、それだけ優勝しやすくなるわけですから。
でも、そう言った競争に勝って、勝ち誇る人がたくさんいます。
会社員でも出世競争がありますよね。
それだって、他人との比較です。
例えば、出世して専務になった人でも、競争相手のレベルによりますよね。
レベルの高い相手に勝って専務になったのか。
レベルの低い相手に勝って専務になったのか。
そうなるともう、専務と言う肩書きだけでは、評価ができなくなるのです。
ボクが長く生きて、あらためて思うのは、他人との勝負の空しさ。
それよりもずっと価値があるのは、自分との勝負。
ボクは受験生の年、1年間に一度もテレビを見ずに、毎日、午前3時まで勉強しようと決め、それを実行しました。
それは他人はまったく関係の無い、自分との勝負です。
ただ自分の意思の戦い。
実施できたら自分の意思が勝ったコトになり、実施できなかったら、自分の意思が弱かっただけです。
評価基準のあいまいな他人との勝負に勝って誇らしげにするよりも、自分にどうやって勝つか。
他人を蹴落として実現する世界と違って自分だけが影響を受ける世界。
成功すれば充実度は計り知れず、成功しなくても、他人を誰も不幸にしない。
みなさんは、どうでしょうか。
競争に疲れていませんか?