2つの会社
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
2つの会社があるとします。
A社の今年の利益は1000万円。
B社の今年の利益も1000万円。
どちらも儲けは同じです。
さて、あなたはここで何を考えるでしょうか。
どちらも1年間働いて1000万円儲かったんだから、どちらも互角だと考えるでしょうか。
2人のサラリーマン
例えばサラリーマンのCさんとサラリーマンのDさん。
どちらも年収が500万円なら互角でしょうか。
ところがCさんは残業がほとんどなくて、毎日19時くらいまでには会社を出るのに対し、Dさんは毎日のように深夜残業ならどうでしょう?
同じ500万円を稼ぐのに労力がぜんぜん違うということになります。
もちろん仕事の内容の違いもあるので一概に労働時間が短いほうがラクとは言えませんが、どちらにせよ、同じ年収だから同じようなコストパフォーマンスとは言い切れないです。
会社も同じ。
A社もB社も利益は同じ。
しかしそこで働く従業員たちの待遇が同じとは限りません。
例えばA社は売上が1億円で費用が9000万円なので利益は1000万円。
一方B社は売上が3000万円で費用が2000万円なので利益は1000万円。
どちらの会社も従業員数が同じだと仮定するとどうなりますか?
そうです。
費用には人件費も含まれるので、A社は9000万円の中から人件費に配分されるのに対し、B、社は2000万円の中から人件費に配分されます。
内訳がはっきりしないので断定はできませんが、おそらくA社の従業員の方が給料が高いと考えられます。
つまり、A社もB社も儲けは同じながら、そこで働く従業員の待遇はぜんぜん違うということです。
企業は利益を出すことで存続できるんですが、存続すること自体が目的ではありません。
目的は人や社会に貢献することです。そのための「手段」が利益すなわち会社の存続なんです。
なので、人件費をギリギリまで削って、その結果、企業が存続しても、それは人や社会に貢献したとは言い切れません。
人や社会に貢献できずに利益を出す企業は、その時点で失敗です。
貯金も同じ
ボクは以前から貯金をする方法を2つ書いています。
- 収入を増やす
- 支出を減らす
ですね。
しかし、みんなが支出を減らすと景気が悪化し、ますます収入が減るというわけです。
なので、ホントにおカネを貯めたいのなら、節約するという考え方よりも収入を増やすという考え方を持って欲しいんですね。
例えば100人の人が1万円を余分に使えば、経済は100万円余分に動くわけではないんです。
これが乗数効果です。
1 + 1 が2より大きな効果を生むんですね。逆に言えばみんなが節約すれば、その合計よりも大きなマイナスになってしまいます。
世の中に富裕層と呼ばれる人たちがいます。
たまたまお金持ちの家に生まれてきた人は別ですが、自ら富裕層になった人たちは概ね、節約でお金持ちになったのではありません。
支出を減らしたのではなく、収入を増やしてお金持ちになったのです。
多くの普通の人がやらない努力をしたんですね。
ボクはそういった人たちが増えるのを願っています。
おカネが世の中に回ること
景気が回復しつつある今、ぜひそういうことにチャレンジしてみてください。
そしておカネを稼いで世の中に貢献してください。